どうにも雨が止みません
おまけに台風まで…と心配していましたが、台風はどうやらこの辺りは直接のルートには当たっていないのが“せめてもの救い”です
が、もちろん油断大敵です
そうやって考えれば、お天気に恵まれたゆとり旅行でした
その旅行記も今日で最後です
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諏訪市から移動して、岡谷市立蚕糸博物館です
博物館ということで学芸員の方から丁寧に案内や説明をいただきました
ちなみに彼は富岡市の職員で、富岡といえば…の関係でこちらの博物館に研修派遣されているとかでした
ちょうど桑の実が生り始めていて、「よければどうぞ食べてみてください」ということでしたが、あまり熟した実はありませんでした
それもそのはず(!?)で、この日の午前中に市内の小学生が見学に来たとき、蚕にこの桑の葉を取ってあげたそうで、きっとそのときにワイワイ言いながら採って食べていったからなんでしょう…ということが旅行の翌日、農夫しながら聴いていたラジオから流れていました
“小学生が取ってきてくれた”桑の葉の中に蠢いているのが蚕です
左から孵化して1週間~2週間と続き、1か月でこんなに太々した蚕になっています
これは灘立農園で見かけた“お蚕さん”です
なんになるんでしょうか?
閑話休題
博物館というだけあって、ミュージアムエリア「糸都岡谷ものがたり」では絹やカイコに関すること、日本の製糸業および岡谷市の発展の歩みを紹介しています
あわせて、富岡製糸場で稼動していたフランス式繰糸機や諏訪式繰糸機ほかの製糸機械類が展示されていました
そして、諏訪式繰糸機ほかの製糸機械類が実際に稼動している姿を見学することもできました
この間、「うちの母親が製糸工場に行っていた」とか「昔、家で蚕を飼っていた」とかで、トコロテラス同様、さすがに人生を長く生きているみなさんからはいろいろな話が出てきます
こうして新潟~富山~長野と3県を跨いでのゆとり旅行は無事に終わることができました
2日間、かなりきつい行程でしたが、それでもなんだかんだ言いながらも全行程を歩きとおしたみなさんの元気さにはただただ敬意を表します
ただ、毎年参加者が少なくなってきていて、さて来年はどうかな?
ともあれ、みなさんお世話さまでした
*立山・室堂での全員写真