久しぶりに名立駅MS作戦についてです
一昨日、名立商工会福利厚生委員会から『名立駅の「みんなの本だな」に…』と図書の寄贈がありました
予想だにしない贈りものでしたが、さて、なにを贈っていただいたのか…
夏目漱石全集11巻です
先日、松山で「坊ちゃん」に会ってきたばかりなのでこれも不思議な縁です
そして、軌楽庵文庫にも第三弾の寄贈があり、今回の21冊を加えて計62冊になりました
こうして「みんなの本だな」は多種多様な(?)蔵書になってきました
名立駅を利用するときでも、また散歩も途中でも…そんなときにこの本だなの本を手にしてもらえれば嬉しいです
そして、今日は糸魚川市で開催された「並行在来線の利活用と地域活性化セミナー」に参加してきました
講師は千葉県いすみ鉄道の鳥塚亮社長です
いすみ鉄道には大糸線で走っていたキハ52という列車が走っていることは知っていましたし、お隣(?)の小湊鉄道には輪行で乗ったことがあり、このいすみ鉄道には来春あたりと思っていたこともありましたし、もちろん名立駅MS作戦の参考になればと…
鳥塚社長は小さいころからの鉄道マニアで本当は新幹線の運転士になるのが夢だったそうですが、国鉄解体のあおり(?)による採用中止で断念し、航空会社に20年以上勤務していたとのこと
その後、いすみ鉄道の社長公募に応募して「こんなに資源のある鉄道を廃止しようとしているなんて、あんたらなにを考えてるんだ…」と面接で言ったのに採用されたとか…
そういう経歴を持つ人らしく(?)2時間近くをエネルギッシュにしゃべりまくります
ムーミン列車の運行ほか、「こんなこともやってます」と次から次にいろいろなアイデアを形にしてきたことが映し出されます
でも、こうして外見的にはいすみ鉄道の経営の立て直しに成功したようにみえますが、「ここまでなっても鉄道経営はなかなか…」という、この日唯一の弱気な(?)発言にその大変さを感じることができました
もちろん名立駅MS作戦にもいろいろなヒントや示唆のあるお話がありましたし、これまでの私たちの取組みを少しは自己評価してもいいんだなと思うところもありましたが、「鉄道の仕事は私たちがします。みなさんは…鉄道や駅を使った、もっと言えば鉄道や駅を踏み台にしてもらってもいいからまちの活性化をすることがみなさんの仕事です。」という趣旨のお話がまとめ的にありました
最近かなり停滞気味な名立駅MS作戦の現状を反省しつつ、この言葉をどのように形にしていこうか…少し考えていきたいと思います