長らくお待たせしました
エゴテンはこんなふうに作ります
まずは材料ですが…
・エゴ草 150g
・水 適量
これだけ!!
といっても、この乾燥した150gのエゴ草になるまでは小さなゴミを除き、天日にさらして…というように大変な手間がかかっているのです
エゴ草をよく洗って~鍋で煮て~濾して~冷まして~切って…食す
これだけ!
とまーいくらなんでもこれじゃあどーしようもないのでいくつかのポイントを…
まず、水の“適量”については本当に適量としか言いようがないんです
お師匠さんのTさん曰く
「私、いつもこの鍋のこのくらいまで水入れて煮るんだわ」ってことなんです
そして、どのくらい煮るか?
これはもう少しレシピらしくなっていて…
「煮立つまで強火にして、煮立ったら弱火で…」(?!)
そうですね
弱火で15~20分くらいだったでしょうか
エゴ草が溶けすぎてもいけないんだそうです
つまり、溶けすぎたドロドロ状態ではその後の綿布で濾すときにうまく絞れないそうなんです
ただし、鍋の中のエゴ草をあまりかき混ぜないように…ということです
あとは暑さと熱さに耐えつつの力仕事です
で、ここでふと思ったのが、作業工程がなんだか豆腐作りに似てるんじゃ…
大豆を煮て、濾して、(ニガリを入れて)固めて…
で、やっぱりエゴテン作りウン十年のTさんでさえ「うまく固まるかや~」となんども角面器をのぞきにきます
これも豆腐作りと同じじゃん!!
とまーこんな感じで約1時間で作業完了
その後は酢味噌も作ります
味噌はもちろん(!)灘立農園産大豆を使った“手前味噌”です
でも、私の母親もそーでしたがどーしてバーチャンたちはあんなに柔らかい動きで擂粉木(これでスリコギって読むんだって…)を回すことができるんだろうな…
ともあれこれで準備万端で翌日のいきサロを迎えます