昨日のブログでは「緊急事態」とはいえまだ若干余裕ありげでしたが、今朝は灘立農園にとっての“生命の源”の用水にはとうとう水が流れていない状態でした
そこで急きょ「灘立農園渇水対策本部」を設置し、第一回の本部員会議が開かれました
といっても、本部長である農園主(つまりは私)のほか唯一の本部員である相方さんは勤務のため一人だけのさびしい会議になってしまいましたが、現状報告と今後の対策について“活発な自問自答”が繰り返されました
約1時間の及ぶ議論の末、具体的にはまずはこれからの時期の主野菜である秋冬野菜①、②を重点的に“保護”するため、家からタンクに水をつめて運ぶことにします
①播種したばかりでまだ発芽していないもの
②発芽直後の幼苗
そして、これから播種したり定植したりするものは空模様、つまりは降雨予報を見ながらにする(=しばしの延期)
こうしたことは播種や定植の適正な時期から外れてしまうことになりますが、その後の生育管理の困難さを思えば致し方のないことと“了承”されました
今後どのくらいこうした状況が続くのかはわかりませんが、この渇水ばかりは抜本的な対策は地勢的、能力的、投資効果的等々“多面的・総合的な観点から”検討しても残念ながらほとんど不可能に近いと言わざるをえません
だとすれば、いいえ、だからこそこんなときは人間の知恵の出しどころですが…
それともこの自然のあるがままにゆだねるしかないのでしょうか?
ともあれ初会議の後、議事録をまとめながら会場となったろばた館でお昼をしてきたのですが、なんと午後3時ころにはいきなりの雨でした
しかし、「山沿い」のろばた館と「海沿い」の灘立農園は約10kmほど離れていますので農園に雨の降るはずもなく、明日は予定どおりの“水上げ”です