《さて、ようやくの奈良散策報告です》
という書き出しの予定だったのですが、今日はあまりの好天(その逆の“荒天”がどうして同じ発音なんでしょう?不思議なことってあるものですね)だったので、急きょ“ブドウ園アルバイト”に変更です
アルバイトは先週はわずか一日だけの“出勤”で、昨日はほぼ一週間ぶりのブドウ園でした
その間に剪定作業が順調に進み、あれだけ紅葉に染まっていたブドウ棚が散髪後の坊主頭みたいにすっきりし過ぎた感じの全景でした
昨日はこのブラック・クイーンという品種の剪定でしたが、一週間前に見た奈良の清涼な紅葉とは別の、なんていうか…そう、ズンとした手ごたえのある紅葉を惜しみながらの作業でした
*“秋を刈り取る”
ということで今日のタイトルは《往く秋を惜しんで…》にしました
今日の最高気温は15℃とネットにありましたが、風がなかったせいか、それとも初冬らしくない強い日差しのせいか、とても暖かく感じた一日でした
今日の作業は“ハイマン”
なんのことかといえば漢字で書くと“配蔓”
つまり、ブドウの蔓を棚上に適切に配置する作業です
剪定が終わったブドウ棚は哀しいくらいにスキスキで、今日みたいなきれいな秋空が鮮やかに見えていいんですが、春から夏にかけてはものすごい勢いで枝や蔓が伸び、葉が茂ります
そこで、翌年の“健やかな”ブドウの生育のため、この時期に“配蔓”を行っておくわけです
私にとっては初めての作業で、ブドウの枝(幹)を縄を使って棚に結わいていきます
この結び方が“男結び”というやり方で、昨年も少し教わったのですが、あれから一年…
でも、《案ずるより生むが安し》とも《習うより慣れろ》の言葉を引用するほど大袈裟なものではありませんが、なんとか一日の作業を終えることができました
そんな一日の作業スナップです
*“秋をいただく
ブドウ園のお隣のお宅からいただいた柿をみんなで頬張っています
久々にほっぺたが落ちるような甘さでした
*“秋を生きる”
赤とんぼが休憩している私の左肩で小休止
残り少ない“命”に幸あれ
こうしたブドウ園のアルバイトも明日が私にとって今期の最終日になります
《終わりよければ…》のように、ケガしないよう気をつけてがんばってきたいと思っています