念願の“錦繍”の米山登山です
ちなみに“錦秋”としないで“錦繍”としているのはご存知の方も多いと思いますが、宮本輝の小説「錦繍」からきています
「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当 に想像すら出来ないことでした」 運命的な事件ゆえ愛しながらも離婚した二人が、紅葉に染まる蔵王で十年の歳月を隔て再会した。そして…
どうぞ秋の夜長にいかがですか?
閑話休題
ということで、昨日、米山登山のお師匠さんのKさんと6月、新緑というよりも初夏の米山登山に続き今年2度目の山登りをしてきました
合言葉は「ゆっくり行きましょう」で、前回と同じく下牧登山口からお師匠さんを先頭に私はその後から続き(登ったことのある方はよくおわかりでしょうが、米山への道は“狭く険しい”ので並んで登るわけにはいかないのです)、ときには会話を楽しみながら、もちろんところどころで立ち止まり紅葉に染まり始めた木々やその間からは田園風景の広がりも眺めながらです
ゆっくりの合言葉どおりにしても昨日は順調に登っていくことができました
それはお師匠さんも同じだったようで、お互い前回での苦痛をバネに(?)足腰の鍛錬をしてきた成果が出てきたのでしょうか…
ちなみに、今日お師匠さんからこんなメールが届きました
「今日は、前回程の筋肉痛はありません。でも、年ですので後からじんわり出てくるかも!」
それはなによりです!!
ともあれ、ほほ前回と同じくらいの時間(約1時間50分)で無事に登頂です
山頂からは四方の山々を望むことができますし、“下界”を見下ろすこともできます
昨日は少し曇っていたことが幸いしたのでしょうか、わが鳥ヶ首岬も、そしてなんと佐渡ヶ島も遠望することができました
でも、ここで大失敗!
前回は「これで初夏かっ!?」というほどの汗ダクでの登頂で、喉もカラカラ
あーそれなのに山頂の山小屋でお昼を食べているときに隣のパーティはプシュッ!プシュッ!の連発
というわけで昨日はお師匠さんには内緒でギンギンに凍らせた“プシュッ”を2缶デイバッグにひそませ、さて「いただきましょう!」とプシュッした瞬間、缶の中からは一気にシャーベット状の泡、泡、泡…のみ
慌てて口をつけるも“液体”はなし!!
いやはやでオニギリにぱくつくしかなかったお昼でした
昨日は土曜日で、かつ紅葉を楽しみにした登山者が多かった(私もその一人ですが…)ようで、すれ違う方たちとの挨拶や会話も楽しいものでした
①「あっ、先生!」とのお師匠さんの声に顔を上げてみたら、なんとH先生(医師)!
「ご無沙汰しています」との挨拶を遮り遮るように手に持ったビニール袋を“誇らしげに”かざし「ほらっ!ホラッ!」と…
よく見ればキノコが入っていて、登山しながら秋の味覚を収穫してきたようですが、“見せびらかす”そのさまがおかしくて、別れた後でお師匠さんと笑ってしまいました
②市内からの母娘4人パーティ…朝の5時に起こして6:30から登ったとか
そんなこと話しているお母さんに向けた3人の娘さんたちの呆れ顔が可愛かったですね
③「山頂まであとどのくらいですか?」と息も絶え絶えの長岡からのパーティにお師匠さんが「あと20分くらいかな」と答えた途端に「ゲッ!」とも「エ、エッ」ともつかぬ声
山頂に着いたときの歓喜の雄たけびが聞きたかったな~
そんなこんなで2度目の米山登山も楽しく、そして無事に終わりました
“錦繍”には少し早かったのか、それとも先日の台風のせいか縮れている葉も多かったですが、それでも満足の一日でした
今年中にもう一度登ってみたいな~と思っています
次回は決死の単独行!?
乞うご期待!?
ともあれ帰りに私の憩いの場でありゆったりした時間を過ごすことができる樹下美術館でコーヒー&ブルーベリーケーキをいただきながら、久しぶりにHさん夫妻ともお会いできて…
そして、帰りにはこんな日本海の“紅葉”も眺めることができました