通りの温度計を見ると34℃!
暑いわけだ!
自転車を走らせているときに感じる風にもまだ涼やかさはない
汗をふきながら永観堂への坂道を上る
12:45 「みかえり阿弥陀」の永観堂
京都には紅葉の名所になっている寺院が多いが、この永観堂もそのひとつで、もちろんこの時期は境内の木々には青葉が茂っているが、これが秋になると…
その頃にもう一度来たい気もするが、きっとすごい混雑さなんだろうと思うと…
この永観堂でもうひとつ有名なのが本堂(阿弥陀堂)に安置されている「みかえり阿弥陀」である
ちょうど堂内は内部の柱や壁、天井等が塗り直されているところで少し雑然としていたが、その中でみかえり阿弥陀が薄っすらとした光に中にあった
「みかえり」のいわれの説明もあったが、それにしても横を向いている阿弥陀とは不思議な光景であり、正面と“みかえっている”方でもお参りできるようになっている
永観堂を後にして、南禅寺水路閣、平安神宮の大鳥居、知恩院三門などは写真撮影だけにして、少し早いが“3時のこびり”に急ぐ
*南禅寺水路閣
*平安神宮大鳥居
*知恩院三門
14:20 ドラ焼きの老舗下河原「阿月」にてクリームあんみつを食す
今、ふと思ったが「阿月」は小豆(あずき)のことか…
“こびり”で元気回復し、建仁寺境内を横切り…
14:50 巡礼者の多い六波羅蜜寺
口の中から六体の小仏が出ている空也上人立像は思いのほか“小柄”で、逆にそのことが真実味で迫ってくる
本堂内には多くの巡礼者の姿
ここは西国三十三ヶ所(巡礼)の17番札所になっている
越後33観音札所のときにひとりで歩いたことが思い出される
最後の東寺に向け、五条大橋付近から鴨川自転車道へ
鴨川には鷺のほか多くの鳥の姿が見える
ただ、路面はブロック敷きのためあまり走りやすくない
鴨川から九条通りに入る
堀川通りでもそうだったが、この通りも歩道と自転車道が分離されていて標識も多く設置されていたが…
15:50 初めての東寺
どこかで読んだ記憶があって、この東寺の五重塔はわが国でもっとも高いとか…
九条通からでもその偉容が眼前に迫る
いろいろな角度から楽しめる
五重塔が目的だったが、金堂、そして講堂の中の多くの仏像に圧倒される
そして、金堂、講堂の堂々たる構えにも言葉がない
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こうして初めての自転車による京都散策が終わりました
走行距離はわずか27kmでしたが、これまで通ったことのないような細い路地に入り込んで昔ながらの町家の雰囲気を感じることができたり、うんまい甘味処に気軽に行くことができたりと自転車の機動性と自由さで楽しむことができました
次回(いつ?)はもう少しエリアを広げてみたいと思っています
そして、夕方の電車で奈良に向かいました
車窓から見た大和路に沈まんとする夕日です