突然ですが、久々に、具体的には4月30日以来ということは約ひと一月ぶりに巡礼に行ってきました。
理由はいくつかあるのですが、まず“祝・入梅!”ということで今日の予報が雨になっていた(⇒農園は休園になる)こと。
つぎに、再来週から一ヶ月ほどぶどう園のアルバイトに行く予定で、そうなるとなかなか巡礼に行けなくなってしまうこと。
そして、なんといってもそろそろケリをつけなきゃ…と前から思っていたこと。
ということで、春日山駅発7時10分のくびき野号で出発しました。
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第27番札所《光浄寺》羽越本線岩船町駅から徒歩30分
春日山駅を出るときは曇り空だったが新潟に近づくにつれて雨が強くなる。
岩船町駅も雨。
雨の予報は承知のうえであり、畑にとっては恵みの雨になるんだ…と言い聞かせながらほとんど役にたたない折りたたみ傘をさしながら歩く。
光浄寺では坊守さんとお孫さんが迎えてくれる。
同じ曹洞宗ということなのか、本堂の内部の雰囲気がわが家の菩提寺とよく似ていて、妙に落ち着く。
参拝の後、少し小雨になってきたことを喜びながら駅に向かう。
と思うも間もなく、一気の雨でびしょ濡れ!
ちょうどお昼近くでもありそろそろの空腹とトイレも加えての“三重苦”。
午後の天気の回復を祈るのみ。
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第26番札所《乙宝寺》羽越本線平木田駅から徒歩50分
乙宝寺までは本日の最長距離となる片道4.5km。
幸い雨は小降りになりつつあるが、横を走り抜ける車、とくに大型車からの飛沫がひどくてそれを除けるために傘がたためない。
本堂や観音堂の前に国宝の三重塔が目に入る。
杉木立の中に屹立した様は美しい。
お参りの後、坊守さんからお茶をいただきながらお話を伺う。
三重塔の維持管理が大変とのこと。
帰りはすっかりの青空になった。
この前まで痛めていた右足ではなく、今日は左足ふくらはぎに少し痛みがある。
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第28番札所《白蓮寺》白新線新発田駅から徒歩30分
白蓮寺は五十公野公園と同じ方向にあるが、その途中で新発田高校前を通る。
そのとき急にここで野球の試合をしたことを思い出す。
確か負けたような記憶…。
白蓮寺は広い敷地でもなく、鬱蒼とした木立の中でなく、普通の住宅街の中に静かにあった。
首に鈴をつけた飼い猫の鳴き声と鈴の音がよく聞こえていた。
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こうして久しぶりに全行程約17kmを歩いてきました。
乙宝寺の帰りの平木田駅での時間待ちの間に、びしょ濡れのポロシャツやタオル、帽子のほか、体も(?)“日干し”してきました。
さて、33観音札所巡礼も残すところ2ヶ所です。
来週中には“結願”のご報告ができる・・・と思います。
それはさておき、明日からまた雨は期待できないようですが、お天道さんに感謝しつつ農園仕事に精を出すことにします。