ドキュメント風巡礼記・前編

農夫に連休は関係ないのですが、まだあまり混んでいないときに、そして自転車で走るのでお天気のうちに・・・ということで、灘立農園を臨時休園にして4月30日(木)久々の巡礼に行ってきました。

今回はこれまでの電車⇔バス⇔徒歩から車と自転車に乗って…といった組み合わせでしたが、初めてのことでもあり、また情報収集不足もあって途中で想定外の変更もありましたが、逆に思いがけない“ご褒美”もいただき、なにはさておき無事に4ヵ所を回ってくることができました。

以下、お約束のドキュメント風巡礼記を前・後編に分けてお届けします。

8:35  愛車Tを愛車Gに積み込んで出発

10:20 今日のベースキャンプになる出雲崎“天領の里”に到着
      ここには2月28日の第19番札所光照寺巡礼のときに次いで2度目となる

10:30 愛車Tを組み立てベースキャンプ発!安全走行を誓うc0187298_234574.jpg









10:40 海で波打ち際の砂浜で海草を拾っている夫婦を見かける。 波も凪いでいてことさら“春のうらら…”の一コマであるc0187298_23455325.jpg














11:10 約14km走り、寺泊に入る。 海沿いではなく旧道を走ると、出雲崎と同じように妻入りの家並みが続くc0187298_23462691.jpg













11:20 第20番札所《照明寺》に到着。 ちょうど八重桜が満開c0187298_23474516.jpg
境内に良寛さんが3度にわたって住み、托鉢や詠歌など悠々自適な生活を送った密蔵院がある(現在の建物は1958年に持仏堂として再建されたもの)。また、境内からは寺泊の街並み、そして日本海が見下ろせる眺望の素晴らしいロケーションである
   
(声)ご朱印をお願いした坊守(住職の妻)に自転車でこの後21番から23番札所まで回る予定をお話したら、「うーん、国上寺は大変ですよ」とのこと。
国上寺は良寛さんが住んでいた五合庵があったところでもあり、かなり奥深いところにあるということは良寛本で読んで知っていましたが、「私ならとても無理ですね」とまで断言され、「じゃ、歩いたら…?」には「それはもっと大変!」、「バスなんかは?」「さー、バス停からかなり歩きますよ!」といろいろご助言をいただき、どうしようか決めかねつつ寺泊港で暫時休憩となりましたc0187298_23492342.jpg 

11:50 最終的には国上寺には愛車Gで行くことにして、いったんベースキャンプまで14kmを自転車で戻ることにする

12:50 あえなくベースキャンプを撤収し、国上寺に愛車Gで向かう

13:10 再び寺泊に入る。車での14kmは汗もかかずにあっという間。テレビCMでお馴染みの魚市場横を通るが、人影はまばらc0187298_23495982.jpg













13:20 《第22番札所国上寺》到着c0187298_23514056.jpg

(声)照明寺の坊守のお話のとおり、国道から国上寺までは坂道の連続で、(今の私の)自転車(レベル)では正直かなり苦しいものになったと思います。でも、これくらいの坂道を登れないと160kmは大変なんだろうな~






13:40 広い境内の中をゆっくり歩く。新緑が鮮やかな中に本堂や良寛さんの坐像などが静かに佇んでいる
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13:55 参拝後、五合庵へ向かう
    
「五合庵は、良寛さんが岡山県倉敷市の円通寺での厳しい修行を終え、さらに各地で研鑽を重ねたのち、越後に戻って寛政8(1796)年頃から約20年間住んでいたところです。
五合庵の名は、貞享(1684~)の頃国上寺に身を寄せて時の住職を助けて国上寺の阿弥陀堂(本堂)等の再建に身命をかけて、その功を成し遂げた万元上人にこの草庵と毎日米五合を給したことから名付けられたといわれていますが、現在の草庵は、大正3年に再建されたものです。」(以上、「五合庵」説明板から抜粋)c0187298_23511230.jpg

(声)今日のような気候ならまだしも、雪深き冬にはどんなふうに暮していたのだろうかと思わざるをえないような場所でもあり、建物(当時はきっともっと粗末だったはず)であります。
でも、良寛さんはそんなことも考えていなかったのでしょうし、それが仏に仕える身としての答えだったのでしょうね。

14:05 五合庵を出て朝日山展望台から駐車場へ向かうため、124mの千眼堂吊橋を渡る。新緑の中に突然ひときわ鮮やかな深紅の橋梁が現れ、一瞬の驚き。c0187298_23523117.jpg

(声)もともと高いところはあまり得意じゃないので、もちろん下を覗く度胸や根性もなく、実際どのくらい高いのかは体感できませんでしたが、風もなかったせいかほとんど揺れず、あまり怖さは感じないで渡り終えることができました。

14:15 第2のベースキャンプになる「道の駅 国上」着
   
というところで前編終了です。
後編はまた明日(!?)
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# by mm-nadachi | 2009-05-01 23:34 | 越後33観音札所巡礼 | Comments(0)

気持ちは“輪行”

いつの間にか160km超ロング・ライドまであと1ヶ月になってしまいました。
先週はケガでまったくトレーニングができずにやや焦り気味だったのですが、その痛みもようやくひけてきたので今日から練習というか、また乗り始めることにしました。

その前に、私の自転車のお師匠さんで、かつ今回のロング・ライドのチームリーダーの太田さんが今日わが家に(もちろん!)自転車で来てくれました。
私は自転車は(苗選びと同じの)まったくの素人で今の自転車もお師匠さんから選んでもらったままでしたし、先日のチーム発足式でもひたすらお師匠さんの言葉を聞き漏らさずに…。

そして、今日は前から覚えたかった自転車の分解・組み立てを教えてもらえないかとお願いしたら「喜んで…」と颯爽と現れてくれました。
(それにひきかえ私のなんともしまらない格好だこと!)c0187298_2343391.jpg
自転車用語に“輪行”というのがあって、Wikipediaには「自転車を公共交通機関(鉄道・船・飛行機など)を使用して運ぶこと。サイクリスト、自転車旅行者が行程の一部を省略するために使う手段」で、「自宅から目的地(例えばレースのスタート地点)までを輪行、または地形の険しい部分や海路を輪行のパターンが多い」が「ほとんどの場合、走行できる状態では持ち込めないため、分解し、輪行袋という専用の袋に詰めて持ち込む」とあります。

実は、明日、久しぶりに33観音札所の巡礼、それも4ヵ所も回ってこようと思っているのですが、その4ヵ所をつなぐ公共交通機関(バス)の便が悪く、さりとて歩くにはかなり長く…いろいろ考えた結果、「そうだ、自転車で行こう!」なんてJR(でしたっけ?)のCMポスターみたいな感じで計画を立てたまではよかったのですが、「自宅から目的地(=最寄の駅)まで」乗っていくだけで疲労困憊はミエミエなので、本当は初めての輪行!といきたかったのですが、その大前提となる分解・組み立てができないのではイカンということで、お師匠さんの出番となったわけです。

結論からいえば思いのほか簡単でした。
さっきのWikipediaの続きにも、私の乗っているような「ロードバイクの輪行は、分解組み立てに伴い、特に調整が必要な個所がなく、前後のホイールをクイック・レバーで工具なしで外すだけで収納できるので、非常に簡単・短時間でできる」とあるように、5分もかからないでできてしまいました。

その後、昨日、某所に置いてきた車を取りに自転車で行き、帰りは今日の復習と明日の予習を兼ねて分解して車に積め込んできました。c0187298_23443172.jpg
今までは分解しなくてもうまくやればそのまま積め込めたのですが、これなら断然手軽にできるのでこれからはもっといろいろなところにまで自転車で行くことができると思うとなんだか嬉しくなってきました。

でも、その前に明日の“輪行もどき(=電車ではなく車でいくので…)”を無事に行ってくることですね。
結果はまたドキュメント風にお知らせしたいと思います。
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# by mm-nadachi | 2009-04-29 23:40 | 自転車 | Comments(0)

それぞれの“農”

農園仕事でも節目の仕事みたいなものがあって、毎年、いちばん初めが春先のジャガイモ植えで、その次にくるのがトマトやナスなどの夏野菜の苗を植えることなんです。

袋に入っている種を買うのと違って、この苗選びは私のような素人には難しくて、よく雑誌かなんかで「正しい苗選び」という特集も見ますが、あれだけいっぱいある苗を目の前にすると…。
ということで、私はこまごましたことはさておき、全体的にしゃきっとした感じの苗を選ぶようにしているだけです。

今年は昨日(28日)植えたのですが、苗植えの手順は…10日ほど前に地温を上げるためにしておいた黒マルチの畝に穴を開け、そこにポットから苗を出して植え、その後、定着するまで風や寒さから守るために肥料袋を半分にしたビニールでカバーをします。c0187298_21455262.jpg
ですから、写真ではそのビニールカバーしか見えず、肝心の苗が見えていないのです。
これが結構な手間なんですが、これをしっかりしておかないとその後、苗が順調に伸張しなくなってしまうのです。

昨日植えたのはトマト5種類16本、ナス10本、シシトウ、ピーマン各3本でしたが、この後もまだ何種類かの苗を植えたり、種を蒔いたりしながら、農園の中で春から梅雨、そして夏にといったように、旬の野菜を楽しみながら季節が変わっていくことを実感することが農夫の大きな楽しみです。

少し話しが変わりますが…

次のブログ(自転車)に登場する私の自転車のお師匠さんから聞いた話なんですが、同じ職場の30代初めの職員が何人か集まって、畑を借りて共同(農)作業を始めたということなんです。
市民農園とか週末農園とかはあくまで個人(ないしは家族単位)でやっているのがほとんどだと思っていたので、これはちょっとした驚きでした。
このグループは技術系職員が多く、畑の面積に応じた堆肥や肥料、そして種や苗なども“ちゃんと”計算して取組んでいるようなのですが、なかなか計算どおりいかないのが農の難しさであり、楽しみであり、奥深さであり…ということにもいつか気づいてくれるといいな、そして、これからもどんな形であれ農に親しんでいってもらいたいなと思っています。

もうひとつ…

これも農といえばそうですが、やや強引かな…

今日、農園の帰りに道路を横切る鶏(!?)を2羽見かけました。
わが家の近くに鶏を飼っている人がいることは知っていましたが、こうして“白昼堂々と”歩いている鶏を見るのはやっぱりビックリしました。
あいにくその姿は撮れなかったのですが、その後で“彼ら”を追っていったら、よその家の花壇で虫を探している彼らを見かけたのがこの写真です。c0187298_21461233.jpg
鳥あるいは豚インフルエンザでなにかと騒々しいこの頃なので、ちょっと複雑な思いで彼らの動きをしばらく眺めていました。
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# by mm-nadachi | 2009-04-29 21:37 | 灘立農園 | Comments(0)

虹の向こうに…

午後4時過ぎにサックスのレッスンに行く途中に珍しく虹を見かけました(見えますよね?)。
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先週は農園仕事中に左脇腹と右足ふくらはぎを痛めたり、愛用のメガネが見当たらなくなったりするなど、どうにもしまらない一週間でした。

今週はトマトやナスなど夏野菜の苗植えほか農園仕事も忙しくなりますし、久しぶりに巡礼に出かけようとも思っています。

この虹のように爽やかな一週間になればいいなとの思いを込めた一枚のつもりだったのですが、相も変らぬ拙い写真で申し訳ありません。
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# by mm-nadachi | 2009-04-27 00:38 | ふと思うこと | Comments(0)

世界に一本のワイン

このブログでは初めて明かすこと(というほど大袈裟なことでもないの)ですが、実は昨年の9月から12月まで市内の岩の原葡萄園でぶどうの収穫~剪定のアルバイトをしていました。c0187298_019411.jpg

岩の原葡萄園は今日の国産ワインの礎を築き、「日本のワインぶどうの父」と称され川上善兵衛が興した葡萄園で、この岩の原葡萄園で毎年開催されている「ぶどうの四季セミナー」を昨年初めて受講し、その縁でアルバイトをすることになりました。

わが家でもかなり前にブドウを栽培していたことはあったのですが、確か虫にやられて枯れてしまったことがあり、それ以来、ぶどうは農薬を使わないとうまく育たないという勝手な先入観があって、基本的に農関係は無農薬でやりたいと思っている私としてはなかなかまた栽培しようと思わなかったのですが、昨年の灘立農園オープンを機に基本から勉強してみようとこのセミナーに申し込んだわけです。

セミナーではぶどうの生育に合わせるように毎回(月一回)座学と実習の二本立てで、主にぶどう栽培の基本的な事柄を学びましたし、9月からのアルバイトでは栽培現場では“応用編”に加え、専門的なことも直接手ほどきしていただきながら教えていただきましたが、結果的には安定的な収穫と良質なワイン作りということから、“基準内の”農薬は使用せざるを得ず、やはりぶどうの完全有機栽培は難しいのかなと改めて認識したところでした。
でも、それ以上にブドウ栽培に関する基本的、そして技術的なことも含め多くのことを教えていただくことができましたし、ぶどうの栽培にかける熱意も感じることができ、貴重な経験をさせていただいたことに感謝しています。

そんなこともあって、灘立農園でも昨年4本新しく苗木を購入して植えてみたのですが、c0187298_0202742.jpgそういう意味では昨年覚えたことを今年実践できればいいなと思っていますし、6月からは誘引や摘芯、摘房作業にもアルバイトを募集するというふうにも聞いていますので、今年もまたそんな機会があればがんばって片道30kmを通おうかなと思っています。

そして、今日、セミナー受講の記念、というか“成果品”として、受講生が世話してきた(関わってきたぶどう畑のぶどう(マスカット・ベリーA)を使って作っていただいたワインが届きました。
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その“証し”として、壜のラベルはそれぞれ受講生がデザインしたもので、私はサックスの絵柄に“Vinum et musica laetificant cor.”というラテン語のことわざをつけて作ってみました。
自分が汗を流して栽培し、そしてラベルも自分で考えた世界に一本のワイン(これは大袈裟ではないと思いますが…)を手にすることができたことはとっても嬉しく、本当は少し飾っておけばいいのかもしれませんが、「手詰めで澱が析出する可能性があるので、なるべく早めにお飲みください」との送付文のまま、早速今夜飲んでみましたが、「そんなに渋くなく清々しい味ね」とワインも好きな妻が言っていました。

そうそう、先ほどのラテン語の意味は「ワインと音楽は心を喜ばせる」という意味なんですが、私の奏でるサックスの音色が熟成してこの言葉のようになるにはまだまだ時間がかかりそうです。
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# by mm-nadachi | 2009-04-26 00:17 | なんでも | Comments(0)