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種をまく

 08年もあと4時間となりました。
 みなさんもきっと今年を振り返りながらいろいろな思いでお過ごしのことと思います。
 新米ブロガーとしては今年最後の“日記”を綴って終えることにしたいと思います。
 ブログは“サックスと読書とランを楽しみながらの農夫暮らし”の中で見たこと、思ったこと、感じたことなどをお伝えしようと始めましたが、肝心の農夫暮らしを語るにはいかんせん時期が悪かったようです。
 ということでの弁解でもないのですが、夏頃に久しぶりに読み返した玉村豊男さんの「種まく人」(写真の文庫本)の中にそのときの心境に近い一節がありましたので、少し長くなりますが紹介させていただきます。c0187298_1150645.jpg

 「きょうも、一日が終わろうとしている。
 暗くなって、足もとが覚束(おぼつか)なくなる頃、農具を抱えて、重い足取りでようやく畑から帰ってくる。からだは泥のように疲れているが、満ち足りた心をもって。
 どんな疲労にも、徒労というものはない。
 なにかを犠牲にしてまでやり遂げる価値のあることなどなにもあるまいが、かといって、どんなささいなことにも、それなりのやるべき価値はあるものだ。
 日がな一日雑草取りに時間を費やしたとしても、損もしないし、得もしない。
 雑草は生え、抜かれ、また生える。
 (略)
 ただ、そうして、一日を過ごす(やるべきことがあってそれをやる、終わらなくてもよいができるところまでやる)ことじたいが重要であり、人生とはそうして与えられた時間を死ぬまで過ごすことなのかもしれないと、漠然とだが、しだいに私は考えるようになってきている。これも、農という営みの功徳(くどく)、だろうか。」

 以前読んだときにはこんなに強く感じなかったのですが、なんだかスーっと気持ちの中に落ち着いた一節でした。
 こうした農夫暮らしの日々については3月に入り、雪解けとともに少しずつお知らせしていきたいと思いますので、もうしばらくは他愛のない話が続くと思いますがお付き合いいただければ嬉しゅうございます。
 
 ということで、今年一年ありがとうございました。
 09年もみなさんにとって素晴らしき一年でありますようにお祈り申し上げます。

 さて、明日は“2度目”の58回目の誕生日です。
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by mm-nadachi | 2008-12-31 19:46 | 灘立農園 | Comments(0)

やれやれ

 昨夜からお腹の具合と喉が少しいがらっぽくて、あまりの突然の“襲来”に「あれっ?」って嫌~な感じだったので、30日といえば例年なら大掃除でバタバタしているのですが、昨日までで大体終わっていたこともあり、熱帯魚と金魚の水槽掃除くらいであとはひたすら静かにしていた大晦日前日でした。
 なんとかこの想定外の風邪(なのかな~?)を早く治さないと、1月2日の十日町新雪ジョギングマラソン大会(10km)への出場があやうくなってしまいます。
 最近は天候も悪くなかなか練習もできていない状態なんですが、09年の走り始めと2月15日開催のあの(!)青梅マラソン参加(こっちも10kmですけど)の練習を兼ねて、巷はまだお屠蘇気分の中、約10年ぶりに(きっと道路に雪が積もっているだろう)十日町で新年早々の汗を流してこようと思っていたので、当日までナルス(!)のニラ餃子と自家製キムチ(写真は今日作って甕に入れたもの)を食してがんばることにします。
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 みなさんも風邪にはくれぐれも気をつけてください。
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by mm-nadachi | 2008-12-30 18:11 | ラン | Comments(2)

二度の誕生日

umeさんへのお返事を兼ねて昨日の記事の“補足説明”です。
ファースト・ブログで“20世紀の折り返しの日”が誕生日と書きましたが、昨日の記事では“58回目の誕生日が過ぎていった”とつい書いてしまいました。
 この“つい”についてなんですが、今の時代にはとうてい考えられないことですが、私が生れた頃は(どういえばいいんでしょうか)「緩やか」というか「穏やか」というか「いい加減」というか、なんと実際に生れた日(12月28日)と違う日(1月1日)で出生届ができたなんて信じられますか?
  「お前が生れた頃は年齢は数え年だったから、12月生まれだと正月迎えるともう2歳になって、それは可哀想だったからだ」と、小さな頃から両親や祖父母から聞かされ続けた話でその信憑性に多少の疑念はありますが、でも、“元旦生まれの二男”だからこそ今の(?)名前(どうぞ考えてみてください)になるわけで、この理屈には妙に納得しつつも、兄が父親の一文字に「一」をつけたなんとも長男らしい名前の付け方といい、「なんとも安易な名前の付け方だっ!」とずっと思っていました。
 ところが、私の二人の息子はともに「○郎」という名前で、「これじゃあ親のことは言えないな」と思うこともあったり、名前の由来とか生年月日の話題になったりするといつもこの信じ難い話をするとみなさんから驚かれたり、笑われたりで、これは逆に親に感謝しなきゃいけないのかな?
 でも、私の中ではやっぱり命を授かった12月28日が私の本当の誕生日だと思っていますので、昨日は無意識のうちにそうなったわけです。
 ところでumeさん、“20世紀の折り返しの日”は1951年1月1日ですので、間違いなく私には58回目の誕生日でしたよ。
 
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by mm-nadachi | 2008-12-29 23:34 | ふと思うこと | Comments(0)

御用納め

 灘立農園に御用納めはありませんが、今日、車庫の大掃除をしながら、一年間お世話になった長靴をきれいに洗うことにしました。
 実は農夫暮らしにようやく慣れてきた6月下旬に草刈り後の草を集めようとしていたとき、ちょっとしたはずみでフォークで左足を刺してしまうヘマをしていまい、2針縫うケガをしてしまいました。
 幸いにも血管を少し外れていたので大事には至りませんでしたが、写真の手押し車の中の黒い長靴がそのときのもので、今でもそのときの跡が生々しく残っています。c0187298_0564753.jpg
 ケガの後、この長靴を履くのが縁起でもないような気がして、右上の緑色の長靴に替えたのですが、その長靴は今度山小屋(この地域は平場が少なく、灘立農園も家から車で5分の“山”にあるのです)に持って行き、自分を戒めるため、そしてお守りのために置いておこうと思います。
 こんなふうに58回目の誕生日が過ぎていった08年の年の瀬の一日でした。
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by mm-nadachi | 2008-12-29 00:54 | 灘立農園 | Comments(2)

“メタボリックシンドロームではありません”

先日、人間ドックを受診してきました。
3月に仕事を辞め、4月以降は妻の社会保険の被扶養者になっていて、どこからの助成もなく、受診料は36,750円!今までの倍以上で、でもそれは自分で選んだ現実だから仕方ないにしても、血圧測定が(よく官公庁とか保健所のロビーに設置してあるような)なんと“全自動血圧計”。
血圧は上でも100を切るくらいに低いほうで、看護師さんが「いつもこんなに低いんですか?」と、首をひねりながら、ときには測り直してくれていたのに、「そこにあるので測って、記録紙をもってきてください」ですって。
この(市内でも有数な総合)病院で人間ドックを受診するのは初めてなのですが、ちょっとビックリでした。
いつも前置きが長くてすみません。
今日はそんな愚痴を言うのがテーマじゃないんです。
タイトルにあるような喜ばしい(!)健診結果と詳細なデータが送られてきました。
そこで、その結果をこれまでのデータと比較してみました。
年月*    2001.8  2008.3  2008.12    参考値
身長 ㎝    165.6   166.0    166.1
体重 ㎏     68.1    71.9     65.1
肥満度%    12.9     18.6       7  -15.9~14.9
BMI       24.8     26.1     23.6   18.5~24.9
体脂肪%    16.1     24.5     18.8        ~20
W腹囲㎝                     82.0      85未満
 もちろん、これだけの“身体計測”値だけで健康体かどうかを判断するのは早計だと思いますが、仕事を辞めた3月に比べ全ての数値が“気持ちよく”改善されましたのでその理由を少し考えてみました。
3月に仕事を辞めて、4月からは農夫暮らしになりましたが、起床・就寝時間はほぼ今までと同じですが、生活全般に“規則正しい”リズムになったことが最大の要因でしょうか。
特に夕食から就寝までの時間の過ごし方が大きく変わり、3月までは平日に家族(ちなみに妻と母の3人暮らし)と一緒に夕飯を食べることはほとんどなく、だいたい22時前後の“一人夕飯”が常でした。
お酒はあまり強くない家系ですが、それでもお酒(といっても缶ビールか焼酎)が気持ちをゆったりさせてくれることもあって、軽くいただきながらしっかり食べるというスタイルで、アルコールの酔いかそれとも仕事の疲れか、そのまま寝込んでしまうということも多く、いくら週末に農夫したりランしてもこれでは太らないほうが不思議な生活でした。 
それが4月からは夕飯はほぼ19時前後で、寝るまでの間食もなくなったこと(そのかわりにサックスの練習したり、読書したりしてます)に加え、必然的に(!)灘立農園産の野菜主体の食生活、そして、それまでの事務職から農夫やランなど体を動かす時間が多くなったことなどがこうした結果につながったのかと思っています。
健康はだれかがつくってくれるものでもないし、一人ひとりが日々の暮らしの中でしっかり意識して取組んでいかなければならないものですが、さりとて、だれもがこんな暮らしをできるわけではありませんし、そういう意味で今のこうした恵まれた環境と今年一年健康に過ごせたことに感謝しています。
 「体重が1kg減るとタイムが3分短縮される」という記事を以前読んだことがありました。これからすれば春から6~7kg減量したということは約20分タイムアップしてもいいのですがが、それがそのとおりいかないのが厳しくも残念な現実ですが、でも最近少しずつこのことを実感できるようになってきました。
 だからまた今日も寒風(雪)の中、走り出すんでしょうね、大好きなスピッツを聴きながら…。
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by mm-nadachi | 2008-12-27 14:01 | ふと思うこと | Comments(0)

“初めてのキムチ作り”で思ったこと

今日のタイトルは「初めてのキムチ作り!」で決まっていたくらいの意気込みで“初めてのキムチ作り”に行ってきました。
講師は市内にお住まいの韓国の方で、さぞかし本場のキムチを…と期待しながら、レシピとデジカメとペンを交互に持ちかえながらの1時間でした。
でも、なんか足りないと思いませんか?
そうです。結果としてまったく包丁を持つことなく終わってしまったのです。
主菜(?)の白菜はすでに処理してありましたので、実際に包丁を使って切ったのは大根、ニラ、ネギで、それも講師と数人の女性がチャチャチャと手早く切って、あとは唐辛子やニンニク、生姜などの香辛料や魚しょう、砂糖などを入れ、グワーンとかき混ぜれば、これでキムチの具の一丁出来上がり!
その間、私は後ろからつま先立ってデジカメ撮ったり、チラッと味見したりで、最後に一人ずつに分けていただいたキムチの具と白菜をボールで混ぜただけで、せっかくのエプロンも泣いていました。c0187298_047672.jpg
参加者のみなさんからは「これ、簡単!家に帰ってすぐ作ろう!」って好評でしたが、私は、例えばそば打ち体験みたいにてっきり一人ずつ最初から最後まで自分でするものと思っていたので、なんだか手持ち無沙汰やら女性陣のパワーに圧倒されるやら…。
それにしても講師がレシピに基づいて説明しているときに「リンゴ入れないの?」とか「イカの塩カラじゃだめ?」って聞くのは“熱心”というのでしょうか?
私は韓国やキムチに関する知識はありませんが、キムチは韓国の食生活や食文化を語るときには欠かせないものなのでしょうし、それだけキムチに対する思いというものが韓国の人にはあるのではないかと思います。
人からなにかを学ぶときには(なかなか難しいけど)できるだけいつも謙虚でいたいと思います。
さて、私も早速夕飯後に灘立農園産の白菜の下ごしらえをしましたので、明日は今日教えていただいたレシピで初めての自家製キムチにチャレンジです。
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by mm-nadachi | 2008-12-25 00:43 | ふと思うこと | Comments(2)

ラン・序章

村上春樹さんに「中国行きのスローボート」という短編があって、もう20年前頃(かな?)に読んだことがあったのですが、最近になってそれがソニー・ロリンズの同名曲をイメージに書かれたということを知りました。
サックスのことはファースト・ブログで少し愚痴ってしまいましたが、それでも今年はジャズ、クラシック、ポップス…とジャンル別にそれぞれ“課題曲”を想定して練習しようかなと思っています。
“中国行きのスローボート”もその候補のひとつなんですが、これ(小説のほうです)には胸が熱くなるような思い出があって…。
それはさておき、そろそろ本題に入ろうかと思いますが、ここまできたらついでにその他の課題曲をご紹介しますが、クラシックでは“カノン”を、そしてポップスは“翼の折れたエンジェル”、そして“リベルタンゴ”など、こうして書いてみるとまったくの脈略のない無節操さに恥ずかしくなりますし、そのうえ今の自分にはどれも難しい曲ですが、「いつか!」を夢見て、毎日家族の迷惑も省みず、楽しく吹いています。
さて、ようやく本題ですが、今日は“ラン”についてお話しようかと思っていました。
でも、これまでのどこからランの話題につながるのか不思議かもしれませんが、それは村上春樹さんが優れたランナーだということとつなげようかと思っていたのですが、これもまた少し整理(?)してからにします。
最後に私がどれだけのランナーかというと、今年のランニング大会での記録です。
□米山山麓ロードレース5km         31分27秒
□高田城ロードレース5km           28分58秒
□妙高笹ヶ峰トレイルランニング5km     33分46秒 
□越後湯沢秋桜ハーフマラソン10km 1時間1分18秒
□越後妙高コシヒカリマラソン10km     56分46秒
ランナーのみなさんにはよくおわかりでしょうが、つまりはどの大会でも最下位だけにはならないようにと思っているくらいのヨタヨタ・ランナーです。
でも、サックスと同じく走っていると楽しいです。
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by mm-nadachi | 2008-12-23 13:19 | ラン | Comments(0)

山ノ畑ニ居リマス

灘立(“なだち”と読んでください)農園の名前は、この地域が昔から「波(灘)が高く立つ」ところから付けられた(らしい)ということをかなり前に駅の案内板で見かけたことがあって、そこから拝借しているのですが、これからの季節はロゴ写真にあるような高波が押し寄せる日が多くなってきます。
でも、今日(午前だけでしたが)は快晴無風の畑日和でしたので、宮澤賢治風に言えば“山ノ畑ニ居リ”ました。
今年は例年より暖かく(感じます!)、大根、白菜、ネギの冬野菜御三家やキャベツ、ブロッコリーなどの収穫もまだ少し残っていますが、今日は“天地返し”をやってきました。
野菜が植わっていた畝と畝の間は春から秋の間ずっと踏み固められて土が硬くなってしまっているのと、暖かなせいかこの時期なのに草が生えてきて、その除草を兼ねてスコップで土を掘り起こしてきました。
本当はもっと寒い時期にするのが効果的なでしょうが、あまりのお天気についつい…。
凝り性なのに飽きっぽい性格で、春からつけていた農園日記も秋口からはアヤシクなってきましたが、それでも今年は50品種くらいの野菜の栽培・収穫データができました。
冬の間に少し整理しなきゃ…と思いつつ、今日は気持ちのよい汗を流すことができました。
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by mm-nadachi | 2008-12-21 23:09 | 灘立農園 | Comments(2)

サマータイム

サックスを始めて間もなく2年が経とうとしています。
でも、なかなかまだうまく吹けません。
もちろんMALTAや須川さんみたいになんて冗談でも思ってはいませんが、さすがに「そろそろなんとかならないかな~」とか「やっぱりこれが50の手習いの限界かな~」なんて思い始めているのも隠せぬ事実(?)です。
でも、このめげそうな気持ちを奮い立たせてくれるのが今年から新しく始まったアンサンブルの楽しさです。
メロディラインはまだしも、伴奏を吹くのは楽譜を読めない初心者にすればなかなか大変なんですが、でも、ときどき自分の音とも思えないようなきれいな(和)音が醸しだされると、ホント、いい気持ちです。
そして、今日のアンサンブル・レッスンで渡された新しい楽譜が“サマータイム”でした。
この続きはまた今度にして…、そんなふうに、“20世紀の折り返しの日”が誕生日のサックスほかを楽しみながら暮らしている農夫ですが、よろしかったらこれからもお付き合いください。
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by mm-nadachi | 2008-12-21 00:43 | サックス | Comments(0)