カテゴリ:越後33観音札所巡礼( 22 )

なにが彼をそうさせた?!

昨日から<鮭・酒・人情>(さけ・さけ・なさけ)の街、そしてこの時期なら《町屋の人形さま巡り》の村上に行ってきました

今朝6:30過ぎから自転車で(前夜までは“笹川流れ”方面の予定だったのですが、
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                *前日に車では走ってみましたが…

雪がチラチラしていたこともあり、)街中をブラブラしてみました
もちろんそんなに早くから人形さまを見られるはずもなく、またこれまでに2回ほど“巡った”こともあったので、今日は市街地を通り抜け~山頭火歌碑~村上城跡~村上駅でアッタカイ缶コーヒー飲みながら鼻水をすすり~
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                *「水音がねむらせない おもひでが それから それへ」

ホテルへの帰り道に“北限の茶畑”という、これもなかなかな約13kmの城下町散策でした
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雪が舞っていたせいもありましたがそれにしても寒かったですね
でも、ホテルに戻ってお風呂から日本海を眺めていたら青空が広がってきて…
そんな朝だったからでしょうか、今日は車で移動中は青空なのに行く先々ではいきなり雪が降ってきたりして、なんだか不思議な一日でした
そして、その先々とは乙宝寺(胎内市)~国上寺(燕市)~大泉寺(柏崎市)の3ヶ所です
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                 *《乙宝寺》雪と椿と三重塔

このお寺の名前を見て「あれか…」と思われた方がいたらスゴイ!!
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                 *《国上寺》良寛さんの雪をかぶった五合庵

そうです、昨年の今ごろ、毎週末に県内を歩き訪ねた越後33観音札所の26番~22番~3番札所です
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                 *《大泉寺》あの日もこんな雪でした

この3ヶ寺はいつかまた…とは思っていたのですが、“あの日”のことを共有されたい方は09年0126~0501~0612のブログをご覧あれ

それにしても昨年の私を動かした(=歩かせた)のは一体なんだったのだろうか?!
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by mm-nadachi | 2010-03-30 00:40 | 越後33観音札所巡礼 | Comments(0)

巡礼記13~多くの思いを胸に~

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ほぼ一ヶ月ぶりの巡礼に行ってきました

予定どおりに“雨の月曜日”で、三条市(旧下田村)の最明寺でした

そして、今日が最後の巡礼になってしまいました

雪降る1月中旬から始めて雨降る7月中旬まで、結局半年かかってしまいましたが、今は越後33観音札所をすべて回り終えたことを素直に喜びたいと思います

今日の巡礼記も含め、これまで歩いてきて思ったことや感じたことなどはまた後日にして取り急ぎの報告でした
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by mm-nadachi | 2009-07-14 00:21 | 越後33観音札所巡礼 | Comments(0)

巡礼記12~雨後の晴天の下~

まず、昨日のブログの“忘れもの”ですが、米山登山は20日(土)のことでした。

もともとこの日は最後の巡礼に出かける予定だったのですが、4日前にKさんからのお誘いがあって、巡礼を翌21日(日)に延ばして登山してきたというわけです。

そして、登山の疲れがまったくないとは言えないまでも、翌日は予定どおりに巡礼に出かけるつもりでいろいろな準備を進めていたのですが、天気予報は雨模様で、しかも夜には雨が降り出してきて…。

でも、雨の巡礼は前回でも経験済みなので“普通に”行けばなんの問題もないのですが、今回は聖籠町と三条市(旧下田村)の2ヶ所を自転車“輪行”しようと目論んでいたのでした。

そして、“雨中の自転車”も5月末の160kmライドがそうだったように、ただ乗るだけであれば可能なんですが、いくらなんでも自転車用短パン(お尻のところにクッションがあるアレです)で般若心経を読むわけにはいきませんし、雨であれば着替えも何枚か用意しなければならず、そうすると荷物が多くなって…。

と迷いつつもそれなりの準備をして、寝るまでは初心貫徹の思いでしたが、雨音で目覚めたのが5時半。
前夜よりも激しい雨で、おまけにテレビから聞こえるは「大雨洪水注意報!」

これできれいさっぱりと気持ちを切り替えることができましたが、でも、せっかくそのつもりだったのだからと、時間を遅らせて電車で聖籠町に向かうことにしたわけです。

ところが…

《第29番観音札所 宝積院》白新線佐々木駅から徒歩40分
 春日山駅発9:56で佐々木駅には13:00前に到着。
 空は…なんと青空!
 あの雨は朝方だけだったようで、雨上がり特有の湿気が駅前広場に漂う中を歩き出す。

聖籠町といえば…さくらんぼ!c0187298_21263799.jpg
国道沿いに果樹園が並び、さくらんぼ狩りの観光客の姿もチラホラの横を汗をふきながら歩く。










約40分で田んぼの真ん中の古墳風のこんもりした森の中の宝積院に到着。
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参道前で「聖者が籠もる町」が聖籠町の由来という説明文を読む。
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ならば名立は「名前が立つ町」か…。



納経帖にご朱印をいただき、帰りはバスにて新発田市内に向かう。c0187298_21275680.jpg








目的は蕗谷虹児(ふきやこうじ)記念館。
「蕗谷虹児(1898-1979)は竹久夢二の紹介により少女雑誌に絵や詩を発表し、そのモダンな作風が読者の熱狂的な支持を得て、一躍人気スターとなりました。シャープな線によるペン画や、数々の雑誌を飾った華やかな表紙や口絵、明るくみずみずしい色彩に溢れた絵本の挿絵は多くの人に愛されてきました。童謡「花嫁人形」の作詩者としてもよく知られています。画家、イラストレーター、詩人、グラフィック・デザイナーなど、一人何役もこなす多才なアーティストでした」(*記念館HPから引用)
記念館には今回が3(4?)度目になるが、その抒情的な画風や美男子的風貌のせいかいつものことながら女性客が多い。
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巡礼帰りの汗臭さはこの記念館にはフサワシクナイと悟り、まだまだ暑い中、新発田の街に歩き出す。

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さて、巡礼も残り1ヶ所。
33番札所は三条市の最明寺です。
しばらく週末はいろいろあって巡礼は無理ですし、そして実は今日から岩の原葡萄園で昨秋に続きアルバイトを週3日ペースで始めました。
そのことはまたにして、もちろん農園仕事もあるので現実的には“次の雨の月曜日”に行ってくることにします。
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by mm-nadachi | 2009-06-23 21:22 | 越後33観音札所巡礼 | Comments(0)

巡礼記ⅩⅠ~恵みの雨も…~

突然ですが、久々に、具体的には4月30日以来ということは約ひと一月ぶりに巡礼に行ってきました。

理由はいくつかあるのですが、まず“祝・入梅!”ということで今日の予報が雨になっていた(⇒農園は休園になる)こと。
つぎに、再来週から一ヶ月ほどぶどう園のアルバイトに行く予定で、そうなるとなかなか巡礼に行けなくなってしまうこと。
そして、なんといってもそろそろケリをつけなきゃ…と前から思っていたこと。

ということで、春日山駅発7時10分のくびき野号で出発しました。

第27番札所《光浄寺》羽越本線岩船町駅から徒歩30分
春日山駅を出るときは曇り空だったが新潟に近づくにつれて雨が強くなる。
岩船町駅も雨。
雨の予報は承知のうえであり、畑にとっては恵みの雨になるんだ…と言い聞かせながらほとんど役にたたない折りたたみ傘をさしながら歩く。
光浄寺では坊守さんとお孫さんが迎えてくれる。c0187298_0574668.jpg
同じ曹洞宗ということなのか、本堂の内部の雰囲気がわが家の菩提寺とよく似ていて、妙に落ち着く。


  












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参拝の後、少し小雨になってきたことを喜びながら駅に向かう。
と思うも間もなく、一気の雨でびしょ濡れ!
ちょうどお昼近くでもありそろそろの空腹とトイレも加えての“三重苦”。
午後の天気の回復を祈るのみ。





第26番札所《乙宝寺》羽越本線平木田駅から徒歩50分
乙宝寺までは本日の最長距離となる片道4.5km。
幸い雨は小降りになりつつあるが、横を走り抜ける車、とくに大型車からの飛沫がひどくてそれを除けるために傘がたためない。
本堂や観音堂の前に国宝の三重塔が目に入る。c0187298_0593530.jpg
杉木立の中に屹立した様は美しい。
お参りの後、坊守さんからお茶をいただきながらお話を伺う。
三重塔の維持管理が大変とのこと。













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帰りはすっかりの青空になった。
この前まで痛めていた右足ではなく、今日は左足ふくらはぎに少し痛みがある。








第28番札所《白蓮寺》白新線新発田駅から徒歩30分
白蓮寺は五十公野公園と同じ方向にあるが、その途中で新発田高校前を通る。
そのとき急にここで野球の試合をしたことを思い出す。
確か負けたような記憶…。
白蓮寺は広い敷地でもなく、鬱蒼とした木立の中でなく、普通の住宅街の中に静かにあった。c0187298_12995.jpg
首に鈴をつけた飼い猫の鳴き声と鈴の音がよく聞こえていた。











*****************

こうして久しぶりに全行程約17kmを歩いてきました。
乙宝寺の帰りの平木田駅での時間待ちの間に、びしょ濡れのポロシャツやタオル、帽子のほか、体も(?)“日干し”してきました。

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さて、33観音札所巡礼も残すところ2ヶ所です。
来週中には“結願”のご報告ができる・・・と思います。

それはさておき、明日からまた雨は期待できないようですが、お天道さんに感謝しつつ農園仕事に精を出すことにします。
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by mm-nadachi | 2009-06-12 00:52 | 越後33観音札所巡礼 | Comments(0)

ドキュメント風巡礼記・後編

今日から本格的な連休(一説には“後半”とか)が始まったようで、灘立農園から見える北陸自動車道は上下線とも終日ひっきりなしに車が走っていました。
そんな中、わが家ではどこから侵入したのか妻と母がインフルエンザに罹患したようで、妻は顔なじみの診療所医師に「渡航はしてませんか?」とあるはずもないことを承知で聞かれたとか…。

そんな二人から私は農園に隔離(=避難)の一日でした。
今日はサツマイモの畝つくりと芽だしをしていたサトイモ植え、そして菜っ葉類の播種用の畑打ちでした。

それでは、昨日に続いて後編をお楽しみください。


14:35 第2ベースキャンプの「道の駅 国上」から弥彦・観音寺に向かうが、昼食がまだだったのでセブンのオニギリ&烏龍茶で軽く済ませる。その間、愛車Tも休憩c0187298_23161457.jpg
     










14:45 第23番札所《観音寺》着。5,6年前に改築された本堂の前に高さ7.5mの聖観世音菩薩像がそびえる。10年前にスリランカから仏像彫刻職人が来寺されて建立されたとのことc0187298_23164447.jpg










15:25 観音寺参拝を終わり、再び南下。第2ベースキャンプを横目に見ながら、さらに先に進み、大河津分水路を渡り、今日の最後の参拝地となる第21番札所《吉田寺》に到着。c0187298_23273060.jpg









参道の杉木立の木漏れ日のところにシャガが群生している。参道を抜けると杉や竹などに囲まれ、夕日の中に吉田寺(「きちでんじ」と読みます)がある。庫裏の玄関前に日向ぼっこしている人懐っこい猫が一匹c0187298_23311848.jpg

(声)ここでも坊守と少しお話をしました。
「どこから?」「1番札所の名立からです」「それは遠いところからご苦労さまです」「いいえ、車で2時間ですので…」
このパターンが一番多いのですが、そういえば国上寺では「よくお参りくださいました」と言っていただき、なんだか嬉しい気持ちになりました。

16:00 全行程を終え、第2ベースキャンプに戻る。GとT、2台の愛車に感謝。c0187298_23314476.jpg












道の駅内を歩いているとなんと足湯を発見!「酒呑童子の湯」というもので、ややぬるめのお湯が疲れた足に心地よい。c0187298_2332288.jpgさて、帰るかっ!













18:00 帰りも海沿いの一般道を走る。ちょうど消えゆこうとしている夕日を追いかけているみたい。(写真は柏崎市鯨波海岸付近)c0187298_23325683.jpg









こうして、19:30過ぎに無事帰宅しました。これで28ヵ所の巡礼が終わりました。
この日は天候に恵まれ、途中からは半袖Tシャツで自転車に乗っていて、1月末に雪の中を“自棄に”なりながら歩いたことを思えば、すごい変わりようとわれながら思いました。(写真は「道の駅国上」の近くにある「酒呑童子伝説」説明板の横で)c0187298_23401017.jpg
残り5ヵ所のうち4ヵ所は最北の新発田~神林地域に集中しており、初心に戻りまた歩きながら回り、その日は現地泊して、翌日、最後の巡拝となる33番札所《最明寺》で結願としたいと思っています。









それではこの日の私が一番お気に入りの写真をご覧いただいて今回のドキュメント報告を終わりにします。
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by mm-nadachi | 2009-05-02 23:11 | 越後33観音札所巡礼 | Comments(2)

ドキュメント風巡礼記・前編

農夫に連休は関係ないのですが、まだあまり混んでいないときに、そして自転車で走るのでお天気のうちに・・・ということで、灘立農園を臨時休園にして4月30日(木)久々の巡礼に行ってきました。

今回はこれまでの電車⇔バス⇔徒歩から車と自転車に乗って…といった組み合わせでしたが、初めてのことでもあり、また情報収集不足もあって途中で想定外の変更もありましたが、逆に思いがけない“ご褒美”もいただき、なにはさておき無事に4ヵ所を回ってくることができました。

以下、お約束のドキュメント風巡礼記を前・後編に分けてお届けします。

8:35  愛車Tを愛車Gに積み込んで出発

10:20 今日のベースキャンプになる出雲崎“天領の里”に到着
      ここには2月28日の第19番札所光照寺巡礼のときに次いで2度目となる

10:30 愛車Tを組み立てベースキャンプ発!安全走行を誓うc0187298_234574.jpg









10:40 海で波打ち際の砂浜で海草を拾っている夫婦を見かける。 波も凪いでいてことさら“春のうらら…”の一コマであるc0187298_23455325.jpg














11:10 約14km走り、寺泊に入る。 海沿いではなく旧道を走ると、出雲崎と同じように妻入りの家並みが続くc0187298_23462691.jpg













11:20 第20番札所《照明寺》に到着。 ちょうど八重桜が満開c0187298_23474516.jpg
境内に良寛さんが3度にわたって住み、托鉢や詠歌など悠々自適な生活を送った密蔵院がある(現在の建物は1958年に持仏堂として再建されたもの)。また、境内からは寺泊の街並み、そして日本海が見下ろせる眺望の素晴らしいロケーションである
   
(声)ご朱印をお願いした坊守(住職の妻)に自転車でこの後21番から23番札所まで回る予定をお話したら、「うーん、国上寺は大変ですよ」とのこと。
国上寺は良寛さんが住んでいた五合庵があったところでもあり、かなり奥深いところにあるということは良寛本で読んで知っていましたが、「私ならとても無理ですね」とまで断言され、「じゃ、歩いたら…?」には「それはもっと大変!」、「バスなんかは?」「さー、バス停からかなり歩きますよ!」といろいろご助言をいただき、どうしようか決めかねつつ寺泊港で暫時休憩となりましたc0187298_23492342.jpg 

11:50 最終的には国上寺には愛車Gで行くことにして、いったんベースキャンプまで14kmを自転車で戻ることにする

12:50 あえなくベースキャンプを撤収し、国上寺に愛車Gで向かう

13:10 再び寺泊に入る。車での14kmは汗もかかずにあっという間。テレビCMでお馴染みの魚市場横を通るが、人影はまばらc0187298_23495982.jpg













13:20 《第22番札所国上寺》到着c0187298_23514056.jpg

(声)照明寺の坊守のお話のとおり、国道から国上寺までは坂道の連続で、(今の私の)自転車(レベル)では正直かなり苦しいものになったと思います。でも、これくらいの坂道を登れないと160kmは大変なんだろうな~






13:40 広い境内の中をゆっくり歩く。新緑が鮮やかな中に本堂や良寛さんの坐像などが静かに佇んでいる
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13:55 参拝後、五合庵へ向かう
    
「五合庵は、良寛さんが岡山県倉敷市の円通寺での厳しい修行を終え、さらに各地で研鑽を重ねたのち、越後に戻って寛政8(1796)年頃から約20年間住んでいたところです。
五合庵の名は、貞享(1684~)の頃国上寺に身を寄せて時の住職を助けて国上寺の阿弥陀堂(本堂)等の再建に身命をかけて、その功を成し遂げた万元上人にこの草庵と毎日米五合を給したことから名付けられたといわれていますが、現在の草庵は、大正3年に再建されたものです。」(以上、「五合庵」説明板から抜粋)c0187298_23511230.jpg

(声)今日のような気候ならまだしも、雪深き冬にはどんなふうに暮していたのだろうかと思わざるをえないような場所でもあり、建物(当時はきっともっと粗末だったはず)であります。
でも、良寛さんはそんなことも考えていなかったのでしょうし、それが仏に仕える身としての答えだったのでしょうね。

14:05 五合庵を出て朝日山展望台から駐車場へ向かうため、124mの千眼堂吊橋を渡る。新緑の中に突然ひときわ鮮やかな深紅の橋梁が現れ、一瞬の驚き。c0187298_23523117.jpg

(声)もともと高いところはあまり得意じゃないので、もちろん下を覗く度胸や根性もなく、実際どのくらい高いのかは体感できませんでしたが、風もなかったせいかほとんど揺れず、あまり怖さは感じないで渡り終えることができました。

14:15 第2のベースキャンプになる「道の駅 国上」着
   
というところで前編終了です。
後編はまた明日(!?)
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by mm-nadachi | 2009-05-01 23:34 | 越後33観音札所巡礼 | Comments(0)

巡礼記11~まちの香り~

 しばらく「巡礼記」を載せていませんでしたが、巡礼に出かけていなかったわけではありませんでした。
 3月14日の「巡礼記Ⅹ」以降も下記のように回っていました。

 ・3月21日(土)第31番札所正円寺(五泉市・旧村松町)~第25番札所真城院(新潟市)
 ・3月28日(土)第18番札所根立寺(長岡市・旧三島町)~第17番札所不動院(見附市)
 ・4月2日(木)第9番札所廣済寺(柏崎市・旧高柳町)

 いつの間にかこんなにたまってしまいましたが、巡礼記は“思い出”とともに“記録”として残しておきたいという思いが強いので、そろそろデジカメで撮ってきた写真を頼りに思い出しながら綴っていこうと思います。

□第31番札所《正円寺》(五泉市・旧村松町)磐越西線五泉駅~バス10分~徒歩20分
 朝からの青空で、こんな日は気持ちも軽く家を出ることができる。
 そして、今日の“ついでの楽しみ”は新潟市の知足美術館と市内に暮す長男夫婦との夕食があるからなおさらだ。

 新津駅で五泉駅に向かう磐越西線への乗り換え時間に駅周辺を散策。
 駅の自由通路に佐渡出身で東京藝術大学の宮田学長製作による彫塑が数点展示されている。c0187298_1075319.jpg
 駅はもちろん駅本来の機能性を高めることが大切ではあるが、駅はそのまちの玄関口であり、駅に降り立ったときにそのまちの香り(みたいなもの)が感じられることが旅の楽しみである。
 その香り(みたいなもの)はきっとそのまちの歴史や文化、そして人が培うものなんだろうが、わがまちの玄関駅の直江津駅はと見れば、自由通路にはためいているのは“天地人”の幟一色。
 これも当地の歴史・文化の一つであることに異論はないが、TV放映がなくなる来年はなにが翻っているのだろうか?

 五泉駅からバスを乗り継いで初めての旧村松町を歩く。
 入りくんだ交差点や雁木など、高田のまちによく似ている。
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 それもそのはずでここも寛永16(1639)年から明治4(1871)年の廃藩置県までの約220年間、12代の藩主が治めた村松藩の城下町であり、高田のまちと似た香りがするのも道理である。
 
 円正寺は中心街から少し離れた場所にあり、そのほかの5つの寺と寺町を形成しており、町名案内には「村松第一の古刹」と表示されている。c0187298_1093963.jpg

 寺院の数は高田の寺町(66寺院)には大きく及ばないが、整然とした落ち着きのある佇まいであった。 

□第25番札所《真城院》(新潟市)新潟駅から徒歩30分
 この真城院には今回の巡礼を始める前に一度だけ来たことがあり、2度目のお参りとなる。
 最初に来たときは新潟市の中心市街地(古町)から少し離れたところに30数ヶ寺があることに少なからず驚いたが、どこにあってもその境内に入るとやはりそうした“外界”と違った空気が流れているような気がする。c0187298_10101879.jpg


 また、今回の巡礼の道案内となっている「越後巡礼」はこの真城院の先代住職がまとめられたとのことであり、深く感謝しながら般若心経を読む。

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 巡礼後、新潟県庁近くの知足美術館に行ってきました。
 ビルの2階にあり、さほど広くないスペースの美術館ですが、これまでも数回来たことがありました。c0187298_10104617.jpg

 
 今回の特集は「今、脚光を浴びる 須田霞亭・幻の名作と鏑木清方、伊東深水展」と題されたもので、「明治15年2月に 新潟市で生まれた須田霞亭(かてい)の埋もれていた幻の名作を中心に、人気の鏑木清方や伊東深水の作品」が展示してありました。
 
 須田霞亭という画家を知らなかったこともあり、鏑木清方や伊東深水の絵を楽しみに出かけたのですが、入口にあった「須田霞亭・幻の名作」といわれる2点の屏風の絵には度肝を抜かれました。
 その大きさが圧倒感をもって押し寄せてくるとともに、絵自体は日本画特有の繊細な線使いと淡い色彩が温かく包んでくれるような思いでした。

 知足美術館から古町に戻り、空を見上げると夕日がビルの谷間に沈んでいくところでした。
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by mm-nadachi | 2009-04-16 10:16 | 越後33観音札所巡礼 | Comments(0)

巡礼記Ⅹ-2~どこに行っても風ばかり~

□第30番観音札所《譜談寺》(新津市)信越本線古津駅から徒歩15分
古津駅着。
まだ雨に濡れ乾ききっていない服に風が冷たい。
こんなとき体を温めるのはアルコールがいちばん(?)かもしれないが、それだと“不許葷酒入山門”になってしまうので、駅前の食堂に入り、“丸鶏と菱山六のかおり丸大大豆醤油をベースにがんこたまり醤油をブレンドした香りの良いあっさりしたスープ”のラーメンとギョウザを食べる。c0187298_234351.jpg

畳の上で冷えた足腰を伸ばし、少しゆったりしてから食堂を出る。
途端にせっかく温まった体が風ですぐに冷えてくる。
それにしても素足に濡れたズックはきつい。
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普談寺観音堂は仁王門から約80段の急な石段を登ったところに静かにたたずんでいる。
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観音堂の中に入り読経。
お堂の中を見わたすと外からの薄明かりが聖徳太子の作と伝えられる十一面観世音を照らす。
先日、BSテレビの法隆寺特集の中で聖徳太子の偉業等を放送していたが、このご本尊はどのような経緯でここに安座しているのか。
その不思議さを考えながら堂内を眺めていると、懐かしくも繭玉飾りを見つける。
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巡拝の帰りに門前で「椿の里」の石碑を見つける。
33観音札所の中には、見附市にはその名のとおりの椿沢寺もあり、刈羽村の常楽寺では裏山のツツジが季節になれば壮観との話のように、花にまつわる札所もいくつかあるようだが、季節的にこの時期ではそうした花を見ることは残念ながら難しい。
しかし、この時期、そしてこの地域ならではの雪景色の中の美しい観音堂などはまさしく一幅の山水画のようでもあった。

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こうして風と雨にたたられた今回の巡拝でしたが、古津駅前のスーパーでおやつと一緒に“桃の葉エキス入り”で“血行促進、抗菌、鎮静”効果があるという2足組の靴下を買って電車に乗り込みました。c0187298_22591031.jpg

半日ぶりに穿く靴下の温かさと電車の暖房が冷え切った体をすっぽり包んでくれて、電車の中では爆睡(“酔”ではありません)でした。
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by mm-nadachi | 2009-03-19 22:49 | 越後33観音札所巡礼 | Comments(0)

巡礼記Ⅹ‐1~どこへ行っても風と雨~

この日(14日土曜日)は前日から荒れ模様の天気予報だったのですが、なんの根拠もなくなんとかなるだろうと思い、6時半過ぎに家を出て、途中のコンビニで朝食にとほっかほかのあんまんと肉まんを買って春日山駅に向かったのでしたが…。

なのに、早速(?)、強風の影響で春日山駅で大幅な遅れが発生。
南高田駅付近でビニールが架線にひっかかっているため、「これから係が現場に向かいます」⇒「先ほど係が高田駅に着いて現場に向かいました」⇒「ビニールの撤去が終わり、これから安全確認して発車します」と、たびたびの“実況中継”はあったものの、結局1時間遅れの発車。

やれやれと思ったのもつかの間で、今度は直江津駅・黒井駅間が強風のため直江津駅でまた待機。
そんなこんなで結局、直江津駅を1時間半も遅れて出たのでした。

もちろん“ほっかほか”はヒンヤリになっていて、その冷たさがその後の“厳しい道のり”を暗示してたのでしたが…。

□第32番札所《宝塔院》(三条市)信越本線東三条駅から(強風・雨の中、びしょぬれで)徒歩30分
1時間半の遅れで予定を大幅に変更し、とりあえず東三条駅で下車。
依然と強風と雨の中を歩き始める。
傘は差しているものの雨が吹き上がってきてなすすべなし!
すでにズックの中はびしょびしょ。
それにしても“歩行者の視点”から言うとこの地域のドライバーは歩行者への配慮がまったくなく(と思うくらい)平然と水しぶきを上げて走っていく。
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宝塔院も良寛さんとゆかりがあるようで、住職を訪ねて、ときには数ヶ月も滞在したり、また良寛さんの修行の道場でもあったようである。

c0187298_0221337.jpgご朱印をいただきながら、「こんな雨の中にご苦労さんですね」とのねぎらいの言葉に元気をもらい、雨の中を東三条駅に戻る。
その途中で長靴を買おうと思うがそのような店はなし。
東三条駅でびしょぬれの靴下を脱ぎながら長靴をはいている人を見て羨ましく思うなんて相当疲れてきているなと痛感。

でも、がんばって今日はもうひとつ行くぞ!
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by mm-nadachi | 2009-03-17 00:16 | 越後33観音札所巡礼 | Comments(0)

巡礼記Ⅸ~初の自転車巡拝~

昨日の日記での長~い前置きのとおり、初の自転車巡拝になりました。

11日は久々に雪が降り、風も強く(風の強さは写真の旗のなびき具合でもおわかりでしょう)、c0187298_22324063.jpgまた冬に逆戻りといった天候で、風に弱い自転車にはまったく不具合な日だったのですが、終わってみれば…なんだかクセになりそうです。

ともあれ、まずは巡礼記を…

□第24番観音札所《景清寺》(新潟市(旧巻町))越後線巻駅~バス~徒歩30分(または農業大学校から自転車30分)

農業大学校からは方位的には西北へ、地理的にいえば日本海に向かって自転車を走らせる。
途中、強い向かい風や横風を受け、ときおり体が自転車もろとも傾いてしまう。
そのうえ、とうとう雪も舞い出した。
しかし、今さら引き返せないとの依怙地さだけでひたすらペダルをこぐ。

これまで巡拝した札所はほとんどが市街地を離れた、いかにも…といった場所(地域)にあったが、ここはなんとゴルフ場を横目に見ながら走り、その裏手にあった。
こんな雪や風にもかかわらず駐車場にはそれなりの車。
それにしても…と思いつつ自転車で緩い坂道を登っていくと、いるわいるわ。
クラブを2,3本抱えてひたすら走り回っている。
なんだかゴルフを始めたばかりの自分の姿が重なる。
風邪引かないようにせいぜいお楽しみあれ!

いつものように本堂で般若心経を読もうとしたら、隣の部屋に誰かいるようで、こんなときにでも大きな声で“堂々と”読みたいが、それができない小心さ。
それがあるがままの自分だと認めよう。c0187298_22332370.jpg


読経の後、本堂の中をブラブラキョロキョロ。
なぜか良寛さんの木像が何体かある。
というのも、良寛さんが得度した出雲崎の光照寺(第19番札所)は曹洞宗(禅宗)で、この景清寺は浄土真宗なので、奥さんにお伺いしたら、「亡くなった住職が(良寛さんが)好きだったですわ」とのお話。
良寛さんの魅力は時代を、そして宗派までも超えたものなのか。

帰りは追い風を背に気持ちよく走る。

途中の田んぼで虫をついばむ鳥を発見。
すわ、朱鷺かと思いきや、サギだった。

ともあれ、無事に農業大学校に戻る。
冷えた体をコンビニで買ったカップヌードルで温める。

さ、午後は研修だ。

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厳しい天候の中での初の自転車巡拝でしたが、歩くときとは違った風の強さや冷たさなどを感じたり、少し寄り道なんかもできたりして、それなりに楽しめました。

ということで、分水~寺泊~弥彦に散在する4札所の巡拝にはまた自転車を使うことに決めました。
ただし、今度は気持ちのいい春の風の中を走りたいと思います。
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by mm-nadachi | 2009-03-13 22:25 | 越後33観音札所巡礼 | Comments(0)