2014駅からウォーキング③~関川夏央が“憎んだ”鳥が首岬を歩く~

台風18号の影響で今日も終日の雨と風です
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思えば先週のウォーキングはお天気に恵まれていたんですね
感謝です

ということで、先を急ぎましょう

不動滝からは緩やかな下り坂です
こうした洞門を2ヶ所抜けると鳥が首岬です
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 鳥が首岬立つところ
 波浪天に砕け散り…

これは1979年に統合される前の旧名立中学校の校歌の一節です
かように“波浪天に砕け散る”ところ、つまり「波が高い」⇒「灘立つ」⇒『名立』の由来ということは以前にご紹介したとおりです…ね

その鳥が首岬を手前(有間川側)から写した貴重な写真を入手しました
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いつころの写真かは不明ですが、線路に並行して走っているのが国道8号線で、いちばん奥の出っ張ったとこが鳥が首岬です

この写真では(たまたまなのか…)車がまったく走っていませんが、今は拡幅され、幹線国道としてご覧のとおりの交通量です
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『1965年の夏休みに、北陸旧線に寄り添う国道8号線を東から西へ、のろのろと自転車で旅したことがある』のが新潟県長岡市出身で小説家、エッセイストの関川夏央さんです

著書「汽車旅放浪記」の中の「三十八年の一瞬-北陸本線」では…

 直江津駅で水をのみ、顔と首筋を冷やした。悪路に備えるつもりだったが、たちまち埃にまみれた。有間川駅をすぎると鉄道はトンネルに入る。崖には国道をつくる余裕しかないのだ。この乳母岳トンネルは現在自転車道として残されている。で真っ白だった。
 その先が鳥が首岬である。
 地図で見れば岬というには鈍角すぎる。腫物程度の印象だ。しかし、現実には、海に張り出した量感を持つ山塊が、ほとんど垂直に近く落ち込む姿は圧倒的である。
 前途の視界を塞ぐものは、何であれ自転車旅行のカタキだ。巨大な岩の先端は熱波に揺れて、なかなか近づかない。細いタイヤが石を弾く。私は自転車を降りて押した。疲れもあるが、尻が痛くてならないのだ。汗は涸れた。乾いた塩のにおいがした。私は鳥が首岬を憎んだ。

北陸本線が移転したのは1969年ですから、15歳の関川少年がこの未舗装の道を自転車を押しながら歩いたのはその4年ほど前なんですね
ちなみに名立⇔有間川の自転車道路(久比岐自転車道)が完成したのが1976年です

高校時代になんどか路線バスでこの道も通ったはずなんですが、その記憶はほとんどありません
今さらながらやっぱりあのころは汽車だったんですね
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by mm-nadachi | 2014-10-06 20:28 | 名立駅マイ・ステーション作戦 | Comments(0)


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