M家菩提寺の名立寺(みょうりゅうじ)境内のイチョウです
今日は終日冷たい雨が降っていたので明日にはほとんど落葉しているかもしれません
永平寺門前にも大きなイチョウの木が黄葉してました
そういえばイチョウは仏教の伝来に伴って日本に伝わってきたということなので、こうして寺院にイチョウの木が多いのはそういうことなんでしょうか…
永平寺研修ではいろいろなことを教わりました
もちろん曹洞宗というか、永平寺ならではの教えや作法というものもありましたが、普段の暮らしに中で忘れていたことに多く気づかされた思いです
その中でも最も心に留まったことは食事です
永平寺では日々の暮らしすべてが修行と位置づけられていて、「修行と食事とは同じくらい大切であり、食事がおろそかになれば、そこに正しい仏法はありえない」という教えが実践されています
そのため「食事作法も修行の域にまで高める」ということで、私たちにもその教えが説かれます
「動物も植物もすべて命あるものであり、食材を大切にし、感謝していただくこと」
そのため、「ご飯、味噌汁、おかずなどはひと皿、ひと椀ごと両手持っていただくように…」「お皿やお椀をそのままにおいて箸でつままないように…」「決してご飯の上におかずをのせていただくことなどないように…」などです
この、なんでもかんでもごっちゃ混ぜご飯が好き(得意?)な私ははっとする思いがしました
食の命に感謝し、ありがたくいただく…そうありたいと思います
そして、いわゆる“箸置き”や食事が終わった後の箸は箸先が自分の方を向くように、イメージ的には10時20分の時計の針のように味噌汁のお椀の上に置くこと
箸に関するマナーにはいろいろあるようですが、これは自分の汚れた箸先が前に座る人に向かないように…という相手をおもんばかるという気持ちの表れなんでしょうか
こうしていかに日ごろの暮らしぶりが雑になっていたかに気づかされた思いでしたが、作法やマナーという意味で受け取るのではなく、食、そして他人への思いや感謝の大切さと考えていきたいと思います
でも、3日坊主にならずにどこまでやれるものやら…です