“てっちゃん”のこと

いきなりですが、私は小さなころに死にかけたことがありました
もちろんそれは自分の中の記憶ではなく、小さなころから両親や祖父母になんども聞かされてきた話です
で、その話というのは…

私が保育園のころ、家の近くに防火池がありました…それは私も覚えています
ただ、(今なら考えられないことですが)その池には(転落防止の)柵がなく、なんの拍子か(それが定かではないのですが…)年長組(ここが肝心!?)の私がその池に落ちてしまったのです
そのとき一緒にいたのがてっちゃんで「わーい、これで学校行けないわ!」と騒いでいたとか…
彼がどういう思いでこう言ったのか、その後彼と話したこともありませんし、ひょっとしたら彼の記憶の中にはこのできごと自体があるのかどうかも今となっては確認のしようもありません

それはともかく、そのときお隣の中学生のオネ―ちゃんがそこをたまたま通りかかって、「こりゃ大変!」とわが家に知らせてくれました
その後、裸足で家を飛び出した父が池に飛び込んで私を救い上げたと…
でも、そのとき私は死んだようにグターっとしていたらしいんですが、池から上がるときに池の淵に私の頭がぶつかった途端に泣き出して「おー、生きとるわ!」
という話です

彼との記憶はこのできごとだけなのですが、てっちゃんと私は家が近かったせいなのか保育園のころまではいわゆる幼なじみという間柄だったようですが、小・中学校のころに一緒に“つるんだ”記憶もほとんどありません
それでもたまに会えば「どーしてる?」という感じで、4年前は一緒に同級会旅行にも参加してきました
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              *てっちゃんは偶然にも私の横です

そのてっちゃんが3日前に亡くなりました
先日の同級会は体調不良で欠席の連絡が入ってましたがまさかこんなに悪かったとは…
奥さんのお話では「昨年1月に退職してからは花の種を蒔いたり、好きな写真を撮りによく車で出かけていた」ようです

昨日のお通夜の席で住職さんがこんなお話をされました
「人間には3つのおごりがある。自分が健康であるというおごり。自分が若いというおごり。そして、今なんの問題もなく生きているというおごり。」
健康であることに感謝しつつ明日もしっかり農夫したいと思います     合掌
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by mm-nadachi | 2012-05-30 22:07 | 名立に生きる | Comments(0)


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