道の駅「しもにた」から上信電鉄の終着・下仁田駅までは3㎞弱なんですが、この辺から周囲の風景がなんとなく変わってきます
道はそれまでと同じ緩やかな上りなんですが、気がつけば周りの山がなんだか近くに迫ってきたように感じます
それもそのはずで下仁田町は昨年9月に日本ジオパークに認定されていて…
それは私の住むまちの隣にある糸魚川市が2009年8月に世界ジオパークに認定されていて、その中の海谷渓谷にあるような岩壁が見えたからかもしれません
そうであればなぜこうしたところに電車が走っていて、しかもここが終着駅になっているいるんでしょう?
それもかなり前、明治時代の後半で115年くらいも前の開通のようです
きっといろんな産業が盛んだったのでしょう
それは少しだけでしたが街中を走っても“往時”の面影らしきものが残っています
こうした狭い路地の両側にもいろんなお店が連担しています
昔は多くの人がこの路地を往来していたんでしょうね
ここは撞球場、ビリヤードのことですね
なんだかハイカラなまちだったようです
そんな路地の角に目指すお店がありました
下仁田かつ丼のお店です
街中に人通りはほとんどなかったのにお店の中にはお昼どきということもあって、けっこう混んでいます
かつ丼を使った地域起こしは全国で何か所も行われていて、新潟県内でも新潟市ほかでやっているようですが、ここ下仁田のかつ丼は和風しょう油タレとのこと
お店でいただいたスタンプラリーの用紙には9店の加盟店が載っていて、そこには各店の特色・特徴が書いてあって、ここ日昇軒は「大正8年創業の洋食店。開店からの味を受けつぎました」とあります
窓際に置いてあった自転車の模型で遊びながら待つこと10分
これが下仁田かつ丼です
私にとってかつ丼といえば卵でとじたアレなので、見た目にはどうにもあっさりし過ぎの感じです
それだけタレがポイントになるんでしょうが、日昇軒のはコクのある甘辛みです
正直いえば私にはもう少し薄くてもよかったかな~
でも、ほかのお客さんの注文もかつ丼が半数以上でこれが下仁田のかつ丼の味なんですね