筒石を走る③~明日の駅~

考えてみたら筒石駅を“下りる”のは今回が初めてで、そういう意味からはまさしく「探訪」になるわけで、階段を一歩踏み下ろすたびに未知の世界へと誘われるような気持ちになります

そのうち下から吹き上げてくる風がますます涼やか、というかヒンヤリしてきます(あとで駅員さんに伺ったら地下ホームはなんと20℃!“地上”とは10℃差です!)

最初の階段を下りきった突き当たりを左に曲がり、しばらくすると直江津方面は右折(即階段を下りる)、糸魚川方面は直進の三叉路になります
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入場券を買うときに「急げば特急の通過が見られるよ」と教えられたとおりにまずは糸魚川方面のホームに向かいます
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待つことしばし
ライトが見えてきたと思うやいなやゴーという轟音とドバーという風圧が全身に襲いかかります
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なので、こんな注意書きがあります
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特急を見送ってから反対ホーム(直江津方面)に向かいます

各駅停車の電車が来るまで駅員さんから少しお話を伺いました
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「電車が到着するたびに一日7,8回階段を上り下りするんだわ」
駅員さんが二人いるようなのできっと交互に上り下りしてるんでしょうね
拝見するところこの日のお二人は私よりはかなり先輩とお見受けしました
足腰の鍛錬や健康のためにはいいことなんでしょうが…ご苦労さまです

それにひきかえ…
「(高校生は)昔はバイクや自転車で通ってきていたが、最近は親から車で送ってもらうのが多いし、しかも、ホームからの上り(登り?)を嫌って、学校へ行くのはこの駅を利用するけど帰りは隣の名立駅で降りるのもある。ほんと、最近の高校生は…」と嘆かわしそう
先日の“ハンマー少年”Kくんも然り!?
なんでも昔は“地上”にある自転車小屋に入りきらないほどの自転車だったそうですが、この日は(夏休みってことなのでしょうが)私の愛車Sだけでした

「上下ホームがずれているのは線路幅を広くしないようにして(その上の)トンネルの強度を確保するためだと先輩から聞かされてきた」
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このトンネルができたのが昭和44年(1969年)、もう約40年以上も前のことです
この間、どれだけ多くの人(の足!)によってこの駅が守られてきたのでしょうか?
でも、この日も筒石駅には何人かの“鉄道愛好家”の姿が見えましたが、この電車から降り立った地元の利用者はゼロで、一人で改札までの階段を上ります
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高校生ならまだしも足腰の弱い高齢者にこの駅の利用はなかなか難しいと思います
旧駅からこんなに(800m!)も離れたところに駅を移転し、毎日こんなに階段(往復570段!)上り下りしなければ利用できない(エレベーターはありません)駅(これはあくまでMの感想です。誤解のないように…)でも当時は地元のみなさんからは移転について了解されたと駅員さんが話してました

昔も今もそれぞれの時代の必然として駅が生まれ、変わってきたのでしょう
だとすればこれからの時代は、そして私たちは駅になにを求めるのでしょうか?

筒石駅よ、どこへいく?!
そして、名立駅は?!
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by mm-nadachi | 2011-08-13 21:01 | 名立に生きる | Comments(0)


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