悲しくてやりきれない…

横浜の叔母さんが亡くなりました
78歳でした

浪人時代から大学4年までの5年間、それほど近くはなかったけど金欠病やちょっとゆったりしたいときなんかこの叔母さんの家によく行ったものでした
行けば必ずといっていいほどイカの天ぷらをご馳走してくれました
これは叔母さんに「なんか食べたいものある?」って聞かれたときに「イカの天ぷら!」ってきっと答えたんでしょうね
そしていつも右手には台拭きを手にしながらこまめに体を動かしている叔母さんでした

大学を卒業してからはたまにしか会うこともできなくなりましたが、そんなときはいつもあの頃みたいに「mちゃん!」って優しく声かけてくれていたのですが…
昨年の夏前に病気が見つかり、年末にはあまりよくないという連絡を受けて家にお見舞いに行ってきました
そのときはすでに寝たきりでほとんど目も開けられない状態でしたが「叔母さん!mだよ!わかる!?」って耳元で話すと、うっすらと目を明けながらうなづいたり、ときどきかすれたような声で私に話しかけようとしてくれました
そして、先月の房総半島サイクリングの帰りにも再入院していた叔母さんをお見舞いにいってきたばかりでしたが…

葬儀は横浜市内の斎場で行われたんですが、そこの遺族控室に貼ってあったカレンダーの絵に目が留まりました
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それは私の大好きな玉村豊男さんの植物画で、カレンダーとはいえこの絵を見ることができたのは叔母さんのおかげなのかなと不思議な思いでした

葬儀の翌日、少し遠出をしてきました

言うまでもなくの青空を見上げているとこんな歌詞が浮かんできます

胸にしみる空のかがやき
今日も遠くながめ涙をながす
悲しくて悲しくて
とてもやりきれない
このやるせないモヤモヤを
だれかに告げようか
(「悲しくてやりきれない」詞:加藤和彦)

熱海ではその名のとおりの熱海桜が咲いています
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伊豆海洋公園には空に向かってのヤシの木と満開の菜の花です
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どこかで見かけたことのあるような光景です

残念ながら旧天城隧道には行けませんでしたが、天城越えの後は浄蓮の滝です
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 寝乱れて 隠れ宿
 九十九折り 浄蓮の滝
 舞い上がり 揺れ堕ちる肩のむこうに
 あなた・・・山が燃える
(「天城越え」詞:吉岡治)

滝までの坂道を下りながらなんだか前にも来たことがあるような気がしていたのですが、そういえば大学の卒業旅行は伊豆だったんです
古い旅館で泊まって、翌日は山道をずいぶん歩いたような記憶がかすかにあります

その後は500年以上も前から「東司の神様」を祭ってある明徳寺です
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東司(とうす)はトイレのことで、明徳寺は「トイレの神様」と呼ばれて有名、とのことですが私には初聞でした
トイレの神様といってもトイレがきれいとかそんなことではなく、いわゆる“下”の病気をしないように健康と幸福を祈るお寺なんだそうです
そして、昨年大ヒットした(らしいんですね)「トイレの神様」を歌った植村花菜さんがCD発売前にヒット祈願に参拝していたとか…

こうして最後に叔母さんのご冥福をお祈りすることができたのですが、そういえばお通夜の読経が終わった後でご住職がこんなことを言われました
「供養といえば通常はお香や花、飲食物などをお供えされますが、そうした品物とか形あるものでなくてもみんなが心をひとつにして故人を偲ぶことがいちばんの供養になります」
これを和供養というそうです

家に戻ってきたらまた訃報が届いていました
私もせいぜい“自愛”することにしますが、みなさんもくれぐれもご自愛ください
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by mm-nadachi | 2011-02-05 13:58 | ふと思うこと | Comments(0)


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