“雨読の友”は藤沢周平…でがんす

昨日の“状況説明”のように今週はブドウ園のアルバイトが休みで思いっきり農夫しようかと思っていたのに、なかなかうまくいかないもんで、今日も雨!

先日も久しぶりに会った高校の同級生から「晴耕雨読はどうだね?」と聞かれ、「うーん、イザとなるとなかなかね~」となんだかはぐらかしたような返事をしておいたのですが、「ま、たまにはいっか」と久々に本棚から藤沢周平の文庫を何冊かひっぱり出して…

なぜ藤沢周平なのかなんですが、かなり前に少しまとめて読んだことはあったんですが、最近WOWOWで「たそがれ清兵衛」ほか2本の映画を観ることがあって、本ではほとんど記憶になかった「…でがんす」という言葉がいたく気に入って…

そんなこともあって先週末の山形旅行では最後の訪問地として藤沢周平の出身地鶴岡市に今年の4月末に開館した藤沢周平記念館に行ってきました
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その日はあいにくの雨のせいだったのでしょうか、鶴岡公園内の自然と調和して(藤沢周平の作品から感じとられるように)静かな佇まいの中にある記念館には思いのほか多くの来館者がきていました

「藤沢文学と鶴岡・庄内」や「藤沢文学のすべて」、「作家・藤沢周平の軌跡」の常設展示に加え、開館記念特別企画展として「『蝉しぐれ』の世界」をやっていました
これまでも何度かこうした作家の記念館を訪れたこともありましたが、こんなに心静かにゆったりした時間を過ごしたことはありませんでした

そんなことがあって“雨読の友”として久々に読んでみようと思ったわけですが、ふと思い出して先日観たばかりの「隠し剣鬼ノ爪」の原作を探したのですがどうしても見当たりません
そこで“雨読”に少し飽いた午後に、これも久々の体育館ランで汗を流してきた帰りに本屋さんに寄ってみたら…

そこにいたのは高校の同級生の(ブログ名では)umeさんでした
なにを隠そう、私に藤沢周平の面白さを教えてくれたのは彼ですし、先日会ったときに彼の手にあったのも藤沢周平の「一茶」です

彼とは行ってきたばかりの藤沢周平記念館のことなど、少し立ち話をしてから私は「鬼ノ爪」が載っている「隠し剣孤影抄」(と「CYCLE SPORTS 2010/10」)を買って帰ってきたのですが、彼との会話中にあることを思い出してしまいました

それは藤沢周平記念館で絶対に聞いてこようと思っていた…
「『…でがんす』は今も鶴岡(またはその周辺)では使われているのでしょうか?」

どなたか彼の地に知り合いがいたら聞いて教えてください
よろしくお願いします

明日も雨予報です
ならば明日も藤沢周平の本か?
はたまた映画か?
それは明日の気分次第で…
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by mm-nadachi | 2010-09-22 22:51 | 読書 | Comments(2)
Commented by ume at 2010-09-23 18:42 x
海坂藩が創作であるように「がんす」も藤沢の創作ではないでしょうか?
藤沢の読者は彼の故郷が鶴岡だと知っているために、海坂藩を「庄内地方」と重ね合わせてしまいますが、作者は東北地方らしくない雰囲気の方言「がんす」を使うことによって海坂藩=庄内と固定化したくなかったのではないでしょうか?

Commented by mm-nadachi at 2010-09-23 20:26
ご高察をありがとうございました

さっき藤沢周平記念館から持ち帰った記念館周辺案内図を見ていたらあの日に駐車した鶴岡文化会館のすぐ前に「特産大店でがんす」という店が載っていて、今ネットで調べたらトップページに「「でがんす」とは、庄内の方言で「~です」「~でございます」の意味。」とありました

庄内地方の方言だとするとまた新たな疑問が…

私は海坂藩関連の全作品を読んでいるわけではないので断定できませんが、そうすると山田洋次監督はなぜ藤沢作品(=原作)の中に出てこなかったはこの「…でがんす」という言葉を使ったのでしょうか?

小説と映画という媒体の違いだけなのでしょうか?


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