男鹿半島の2日目もやっぱり雨…
哀しくも輪行袋を解く必要もなく男鹿水族館に向かいます
ここは戸賀湾の一角にあり、建物の後ろはすぐ海、というよりも岩場の上に建てられたような感じで、アザラシやペンギンの水槽はその海水を引いてきているそうです
入館前に迎えてくれたのがこのゴマフアザラシのナナ
こんなとぼけた寝姿(?)でもれっきとした父親アザラシなんだそうです
この水族館は開館6周年目のまだ新しい水族館でしたが、館内はゆったりした展示で、細かな水槽がひしめき合って展示数を誇るということではなく、それぞれの生態にあわせ工夫された展示がされていて、平日ということもあってゆっくり見学することができましたし、タイミングよくアザラシとペンギンの餌やりも見ることができました
それにひきかえホッキョクグマの豪太くんは少し落ち着きがなく…思春期なのでしょうか?
しかし!
やっぱり外はまだ雨…
所在なさげな輪行袋をチラッと眺めて「世界的にも珍しい神秘的な火山湖をはじめ、北は青森県境、南は奥羽山脈まで遠望できる」という八望台に向かいます
しかし!
ここも濃霧の中で「遠望」どころか視界は数メートルです
ということでここも前日の入道崎と同じく“アリバイ写真”を撮っただけでまたの機会です
そして、最後に訪れたのが男鹿真山伝承館です
この建物は「男鹿地方の典型的な曲家で、築100年以上も前の民家」なんだそうですが、この囲炉裏端で演じられた「大晦日の晩に男鹿半島のほぼ全域で行われているなまはげ行事」を見ることができました
あのイデタチ同様に内容ももっと猛々しいものかと想像していたのですが、結構こまめなで律義な二人(匹?)のなまはげで、ここにも時代の流れ(変化)が表れていました
「これで男鹿半島ともお別れか…」と外に出たら、なんと雨が上がっているではないか!!
「さ、自転車だっ!」と急いで自転車を組み立てて、いざ出発!
しかし!
走り出すとすぐにまた雨!
でも、走り始めたからにはどんなに濡れても男鹿駅までは…との悲愴なる覚悟でペダルをこぎます
小雨に思えても自転車に乗っていると頬を打つ雨がそれなりに痛く感じられますが、それよりも「ようやく男鹿半島を走っている!」という思いが強く…あっという間の15km30分でした
*橋にもなまはげの姿が…
こうしてまた男鹿駅に戻ってきたわけですが、全身ずぶぬれでした
でも、気分は最高!
こんなふうに《雨となまはげの男鹿半島輪行》は終わりましたが、これで諦めたわけではありません
今年中にもう一度行きたい!走りたい!って思っています
なまはげの言葉の由来は「なまけ者はいねが!?」とも…
遊びだけでなく農園仕事やボラでもなまけ心が出そうになったらまた男鹿半島に向かうことにします
こんなに反駁できない(?)言い訳はないでしょうから