業(ごう)なる農

今日も季節を間違えたような雨の一日でした。
今冬は暖冬、少雪と毎日のように言われていましたが、今夜のNHKニュースでも昭和21年以来3番目に暖かい冬だったと報じられていました。
昨日、久々に行った“雪のふるさと”安塚でも雪が少なく、雪だるまも所在なさげでした。
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実感的には例年よりも一月くらい早い感じなので、そろそろ09年灘立農園の作業計画を立てようと、参考に昨年の農事記録を開いてみました。

この時期はまだ本格的な作業前なのでとびとびの記録でしたが、3月2日には「風もなく快晴の青空。冬越しの白菜20ヶ、少し凍みた大根、キャベツ収穫。静さん(妻です)はいつものようにフキノトウ!しかし、まだ残雪もあり、春はまだ先?!」とありましたが、それでも3月8日にはサヤエンドウの播種をしていました。

ということで、来週3月になったら灘立農園もオープンです。

そういえば、昨日、読んだ雑誌の中に冬越しの野菜がなぜ甘いかについて書いてありました。
それによると…冬に収穫される野菜は寒さが厳しくなると凍結するのを防ごうと自身のでんぷん質を糖分に変化させる。雪の中から掘った大根や白菜が甘くて美味しいのはこのためだ…そうです。

科学的(野菜生理学的?)にはたしかにそうなんでしょうし、食べる分だけそのときに畑に取りに行くのがいちばんいいのですが、この「雪の中での冬越し」というのがなかなか難しくて、特に大根は逆に凍(し)みてしまってシャキシャキ感がなくなってしまうのです。

ということで、今年はインターネットや雑誌などから情報収集して、野菜(大根、白菜、ネギ、タマネギ、サトイモ、サツマイモ…)ごとの冬越し保管方法を実践しています。

例えば、ネギと白菜は新聞紙で包み、そして大根はビニール袋に入れて冷暗所で保管とか、サトイモやサツマイモは段ボール箱に入れて部屋の中で保管とか…。
うまくいったものもあれば、もう少し工夫が必要なものもありましたが、やっぱり自分でつくったものはなるべく最後までみずみずしく、そして無駄なく食べきりたいと思います。
それが野菜に対する礼儀と思います。

「わたしたち人間は、ただ生きるというそのことだけのためにも、他のいのちあるものたちのいのちをうばい、それを食することなしには生きえないという、根源的な悪をかかえた存在である。
 山に獣を追い、海河に魚をとることを業(ごう)が深いという者がいるが、草木国土のいのちをうばう農も業であり、商いもまた業である。敵を倒すことを職とする者は言うまでもない。すなわちこの世に生きる者はことごとく深い業をせおっている。」   五木寛之著「私訳 歎異抄」から
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by mm-nadachi | 2009-02-25 22:00 | 灘立農園 | Comments(0)


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